日記、っつーよりは週記やな、こりゃ(^^;。
さて、わしは先日意味もなくVictorのHM-DR10000(D-VHSビデオデッキ)を買ったナリよ。…きっかけは、前回の日記に書いた「今更LDプレーヤを積極的に購入する気にも…」だったりする。「今更LDプレーヤは馬鹿馬鹿しい」→「んじゃあ、LDライブラリはビデオに落として見るか」→「だったらビデオデッキを更新した方がいい」→「折角だからD-VHSの高級機を」という流れで、気付いたら握ってました。もっとも、先日HM-DH30000がやっと発売され、この機種の販売価格が暴落したと言うのも大きいんですが。(どうせBS Digital Hi-Visionはここでは見れないので対応の必要はない上、なんか再生方法もメーカによってバラバラ…今後に期待すべきかと)
んで、家で箱を開けてみると「で、でかい…だけどその割には軽いな(^^;」と言った感じ。足なんかも巨大なくせに、かなりどうでも良いプラスチック製でちょっと期待がしぼんでしまいます。まあ、最近のビデオデッキ界にかつてのような本当の意味での高級機はもはや無いに等しいので、これも仕方ないのかなぁ、ととりあえず納得することに。しかし、リモコンは更にどうでもいい感じでこりゃひでーぜ、と言ったところ。安っぽくてボタンが少ないだけじゃなく、どう考えても使いにくい。ま、その分本体に掛けたのかな、と考え方を改めてみることに。
配線をし、いろいろ見てみる。さすがに画質は悪くないと思いました。なんだかんだ言ってもデジタル処理による画像補正技術というのはこの10年、飛躍的に進歩したと言って間違いないでしょう。暗部の再現性や絵の安定感、ノイズの少なさなど…、画質ではわしの中での最高のS-VHSビデオデッキ、三菱のHV-V1000を遙かに上回っていると言って良いのではないでしょうか。VHSやS-VHSの再生能力ですらこういった感じであれば、D-VHSでは更に期待が出来るでしょう。
…がしかし、他の点ではどうかと言うと…音質にしてもわしのそれまでのビデオデッキ(6年前に購入したSONYの最下位Hi-Fiビデオデッキ)に比べたら勝ってますが、先述のV1000と比べたら…怪しいところです。機能の多さや使いやすさでは明らかに大敗してます。
音質についてかつてのV1000と今のDR10000を比べるのは難しい(いや、実際にはOH済みで未だ元気に動いているので、実家に変えれば雑作もないんだけど)のだけど、やはり音質というのは画像のようにデジタル処理ではごまかされない部分であり、物量投入こそ正義。かつてはビデオ画像も物量投入で良くしようと言う考え方が普通だったため、それに比例し音質もすばらしい物が多かったのですが、今のビデオデッキには望むべくもなし。質感も全体的にも安っぽいのも気になります。
いやまあ、昔のバブリーなビデオデッキ(HV-V7000とかは凄かったよなぁ、全ての意味で)と比べても仕方ないんだけど、それにしてもほぼ同時期のDVDプレーヤDV-S9と比べても質感の点で著しく劣るのはどうかと思うのが正直なところ。ビデオデッキっつーのはそんなに高価なものなのか?と思わず首をひねってしまいます。
ま、購入価格は発売当時の定価の1/2以下だったし、この値段ならまあ何となく納得かなぁ。なんか騙された感もあるんだが…(^^;。
#そもそもわしがVictor製品買ったこと自体が意外だ、と思うのが正直なところ(^^;。ま、それくらいストレス貯まってたんだなぁ、と言うことで。:-)