A discord 〜不協和音〜

 なんか18禁ゲームのタイトルになりそうな題名ですが気にせぬよう(笑)。
 昨日、TACH氏邸に行きました。んでまあ適当にゲームやったりオーディオ聴かせてもらったりしたんですが、その際、彼のCD棚にあった一つのアルバムが私の目に留まりました「” All The Season Of George Winston: Piano Solos ” by George Winston」…まあ、要はGeorge WinstonのBest盤ですね。んで、聴かせてもらった訳なんですが、こりゃあかんわ。入ってる曲は確かに美しく、これをセンスのいい喫茶店でBGMに流せば似合うでしょう。しかし、これでGeorge Winstonを語られてしまってはあまりにもお粗末すぎる、と思いました。
 まあ、あくまでもわしの独断なのですが、George Winstonと言うピアニストの素晴らしさを語るのに必要なキーワードは「不協和音」に有ると思うんですよ。普通、不協和音は汚い和音で有るというイメージから敬遠されるものですが、彼のピアノではその不協和音が協和音と混ざりあうことで、流麗でしかし人間としてのカオスを感じ取ることが出来るサウンドとなっているとわしは思ってるわけです。んで、そのベスト盤の収録曲からはそれを感じ取れる曲は皆無とは言わないにせよ、殆ど無いに等しい状態でした。しかも、みんなショートバージョンになってるし。これはわしは薦めないCDの一つとなりました。(^^;。
#恐ろしく昔の話となりますが、中学校時代のピアノが上手(もちろんわしのような偽物ではなく、実際に市のコンサートオーディションで審査員に褒められたという本格的な「上手」)な友人が、George Winstonのピアノを聴き「彼のピアノの弾き方は決して強くはないが、深いね」と言ってたのを思い出しました。

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