−「さよなら」と自分から切り出してはみたものの、その想いを引きずり続けることは罪ですか?−
きみと別れてからこの数週間、僕はきみを忘れようと努力したつもりだった。が、それを意識するごとにきみとの「何か」を思い出し、いかに自分がきみに頼ってたか、そして影響されていたかを知らしめる結果となった。
それでも、何もない風を装い続けてた。今日こんな形で再会するまでは。
きみはそこにあのころと変わらない笑顔で静かに佇んでいた。街の雑踏の中でそれはなんでもない1シーンであったが、しかしその笑顔は僕にとってまさに「天使の微笑み」だった。一度は「もう終わったことだ」とその場を去るも、「もうこの場を逃したら二度とあえないのではないか」との気持ちが僕の不安を駆り立て、終いには再度、先ほどの場所へとたどり着く。若干躊躇いながらも、静かに佇むきみを前に、僕は勇気を出して声をかけた。
「あの…すみません…」
…もういいです、なんとでも言ってください。いくら1.5kとはいえ、こんなもん買ってしまうとは…。
※でかすぎて飾れません(T_T)。