Daily Archives: 2001年11月4日(日)

1年半ぶりのYRP

 先日の日記で、父のCDプレーヤが壊れた話をしました(アナログはどうやらカートリッジが壊れただけだったらしい)が、どうやら新しいプレーヤを買ったそうです。Audio Analogue社のMaestro CDP(新バージョン)だそうで。…と言っても、実はわしは全然知らない機種で「?」って感じでしたが。んで、10日に届くそうなので、また今週末も実家に帰ることになるかも…これで4週連続だ〜(^^;。

1年半ぶりのYRP

 さすがに引っ越し間際の邪魔をするのもアレだし、わし自身もつくば→宇都宮という面倒な経路で帰らなければいけないので、朝7時半頃、あかりん氏邸を失礼することに。んで、駅まで送ってもらうついでに、かつての職場だったYRPに寄ってもらいました。
 …正直言って、彼の部屋に遊びに行き、彼と夜通し話をし、彼の車に乗せてもらい、そしてかつての職場であるYRP…。すべてが1年半ぶりの筈なのに、自分でもおかしくなりそうなくらい、その頃の記憶が鮮明で、まるで1週間前までの日常であったかのように感じられてなりませんでした。YRPに居たのだって1年半足らずの筈なのに、そのあとの1年半とは重さが全然違うのです。今、あのX番館Y階(さすがにやばそうなので伏せ字(w)にわしの知ってる人は誰一人居ない筈なのですが、なぜか、あそこでは「おい、この間の問処はどうなった?」とか言ってる某リーダが居るのではないのか、という妄想に駆られていました。何というか、むしろ逃げてからの1年半がまるで一夜の夢のように感じられるのでした。
 …そう、その理由はだいたい分かっていて、かつては「地獄」と呼んでいた職場を、実は自分の拠り所にしていたから。かつては第一線の現場で働いていた(と自負していた)自分が、今の職場で堕落してしまうことを恐れ、常に「気丈でいよう」と、かつての栄光(と言うのが相応しいかどうかは分からないけど)にすがって、出来うる限り、あの頃の気持ちを忘れないように…と今日まで自分に言い聞かせ続けていたから。だから、まだわしの心はここに置いたままになっていたんでしょう。…でもその一方で、実際にはわしはすでに1年半も前にここを去っていて、わしの記憶の中からあの辛かった日々の殆どは消え去り、その拠り所とする部分のみが残ってしまったのだなぁ、とも思いました。この1年半は苦痛を忘れるための時間だったのかもしれません。
 「もし、何かの間違いでもう一度ここで働くことがあったなら、もっと強くなりたい」そう、自分に言い聞かせて、懐かしい横須賀の地をあとにしました…。