ぼけぼけと

近々、高校時代の友人の結婚式があると言うこともあり、「そのうち見よう」と思いつつも最近全然見てなかった、高校時代の卒業アルバムを久々に開いてみました。うーん、もう何がなにやら完璧に忘れてる。先生の名前はもちろん、同級生までも…。唯一完璧覚えていたのは、同じ部活にいたメンツだけですかね。

んで、これくらい綺麗に忘れてると、もはやアルバムの中の人たちを見ても「本当にこんな人たちと一緒にいたんだっけ?」くらいの気持ちにしかならないんですね。「その頃の自分があってこその今の自分がある」筈であり、もちろんそれらへの意識はある(高校時代の全てを忘れた訳じゃない)のですけど、アルバムの写真はその含蓄と異質のものにしか映りませんでした。当時、語り合った友人達、永遠すら信じて疑わなかった恋人ですら…もはや、今の自分とは全く関係ない場所にあるものにしか見えないのです。

来月で卒業してから10年になります。「十年一昔」とはよく言ったものです。ついこの間まで「自分にとって一番一生懸命で、忘れられない日々だった」と思っていた高校時代ですら、もはや今の自分から別離した「昔話」にならんとしている…、このことに気付いたのはわしにとって非常に新鮮であり、大きな発見であり、そして、少し淋しいことでもありました…。

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