と言うか、初めてなんですけど、IRS-OMEGAのサランネットを外して試聴してみることに。元々、このスピーカはサランネット装着での使用が前提のため、ネット自体があまり外しやすくない形状になっていて、しかも結構重たい。…というわけで、特に外しにくいリアツイータ側はそのままにして、フロント側だけ外してみました。
ふむふむ、全体的にクリアになりますな。高音域はもちろんのこと、ボーカル帯域も音が前に迫ってきますし、低域も躍動感が増した様です。少なくとも、うちの安物アンプではネット外した方がまともな音になるみたいです。
しかし、外観は著しく悪くなります。ネット装着部のフロントバッフルがネットの厚み(1cm位あるかな)分凹んでいるため、EMIT、EMIMユニットとミッドハイコーンユニットが出っ張っていて、なんつーか、むちゃくちゃ変。正直、見ていて落ち着きません。と言う訳で、音質云々はともかくとして、結局ネットを装着し直しました(^^;。
なお、このネットは、Kappa6.2iはもちろんのこと、Renaissance90のものよりも編み目が粗く、音の透過性は優れている部類だと思われるのですが、それでも結構影響があるんだなぁ、と今更ながら感心してみたり。
#LS-VH7のサランネットは、正直、透過性という意味では終わってるなぁ、と思った(^^;。あと、Kappa Center-Bのサランネットも正直ダメダメ。ネット自体はともかく、樹脂製の枠がユニットの前面部分に格子状に走っていて、音への影響が非常に大きいです(Kappa6.2iはユニット前面部分について枠が逃がしてあります)。もしかして、Kappa100〜70のネットもこのCenterと同じものとなっていたとしたら…、かなりアレです。