大分前にLEE氏に里子に出したものの、結局OP-VH7PC購入により使われず終いとなっていた山水のアンプ、AU-α607EXTRAが戻ってきたので、LS-VH7につないで聴いてみました。この607、元々は実家のVisualシステムに使用されていたものなのですが、「所詮安物」と、持ち主である父にぞんざいに扱われていたため、見た目はボロボロ、ボリュームもパワーアンプ的な使用をされていたため殆ど動かされず、今となっては少し回しただけでもガリノイズが盛大に出るなど、内外共にガタガタなのですが、特に動作には問題なさそうです。リモート式セレクタモータもばっちり動作。しかし、さすがバブル期だけあって妙に金掛かってるなぁ、と今更ながら感心。
さて、肝心の音ですが、さすがに単体オーディオ機器だけあって劇的に変わりました。何よりも音が明らかにオーディオ的になりました。全体的に音に厚みがまし、低音の押出感も全く違う。高音についても、以前はシャリシャリ、と言う何となくでたらめな感じでしたが、きちんとその存在感といいますか、繊細な音が出るようになりました。その変化は遠目で聴いても十二分に分かるほどです。
が、その一方で、セッティングがいい加減であることや、ケーブルが安物である等と言った、欠点部分も露呈した気が。以前であれば、さらっと聞き流してあまり気にならなかった部分が、耳に付くようになったのです。うーむ、こりゃ諸刃の剣だなぁ。初心者には(略w)。と言うか、この音だったら何とかしたい、何とかしなきゃ、とかするべき、何とかしろ!って感じで、なんだか色々手を付けたくなってくるような音です。以前はこういうのが耳に付かなかった分、ある意味バランスが良かったのかもなぁ…。
ともあれ、この音であれば色々と不便があるとはいえこのまま使いたいなあ、と思うほどの差があり、結局当分はこの構成で使うことにしました。うーん、このまま大仰なシステムになる予感(w。
