アンプ新調

OMEGAを購入して以来、長年の懸案である「アンプの入れ替え」について、我が家の財務大臣こと妻に購入許可を頂いたので、秋葉原へ。久々に電車で東京に出たのですが、こうやってみると「遠いなぁ」と思ったり。

さて、わしのアンプに求める条件は次のようなものでした。

  1. プリメイン型。セパレートはスペース的に置けません。
  2. AVアンプからの出力を受けられるように、外部プリ入力端子を持ち、また、切り替え操作がしやすいこと。
  3. OMEGAの感度が85dB/wと非常に低いので、高出力(100W)以上のもの。

これらの条件を満たすプリメインアンプはあまり多くなく、実はAccuphaseのE-408とLUXMANのL-509fseくらいしか無いのですのですが、それなりの額になりますので、これらにE-530(パワー未達)とL-509f(外部プリ入力無し)を試聴対象に加えて、聴いてみました。なお、CDプレーヤはLUXMANのDU-7、スピーカーはB&WのNautilus803804(わし、この二つの区別がつかんw)でした。

E-408
巷でいわれている通り、非常に元気な音。ただ、Nautilus Tweeterのせいなのか試聴ソースのせいなのか、はたまたアンプのエージングが終わってないからなのかははっきりしないが、高域に強調感があり、それが耳につく。それ以外は標準的というか、可も不可もなく無難と言った感じ。
L-509f
E-408に比べると音が柔らかく、滑らか。聴いていて安心、リラックスできる音。音の広がり方も文句なし。
E-530
聞き始めて数秒、思わず「うむう…」と唸るほど、前2モデルとは余裕が違う。高域の滑らかさはもちろんのこと、低音域についても前2モデルと比べ1オクターブの下の音がはっきり聞こえる。とにかく丁寧な音作りで、破綻がない。これならどんなジャンルを聴いてもゆったりと聴けそうな感じ。元気な音調を目指す方向性には大人しすぎるか。
L-509fse
音調としてはE-408とL-509fの中間と言った趣だが、やはりこちらも余裕が違う。前2モデルがそれぞれ「いっぱいいっぱい」で鳴らし切っているのに比べ、こちらは淡々と、と言ったところ。高域の分解能が特によい。低音についてはE-530より、他2モデルに近い感じで普通だった。

…正直、困りました。と言うのも、みんな音の傾向が微妙に違い、甲乙つけがたいのです。今回の組み合わせであれば、ほぼ間違いなくE-530のの圧勝、という印象を受けたのですが、あくまでもこの組み合わせの話であり、うちのシステムでは違う結果が出る可能性が高かったからです。(と言うか、わし、Nautilusの中高域はあまり好きじゃないのです。なんか最高域の手前あたりで少し強調感があり、それが特徴と言えばそうなのですが、HE-EMIT+HE-EMIMの自然な中高域とはあまりにもかけ離れているので。今回の組み合わせでもそうでしたが、以前、DENONのPMA-2000Ⅳでも同様の印象を受けたので、これはNautilus Tweeterの特徴と言って良いのではないでしょうか、と私は思います。)それと、E-530で出た1オクターブ下の低音は、それが余裕と言えばそうかも知れませんが、他の機種では殆ど目立たなかったことを考えると、「もしかして、作られた音なのかも」とも思いました。もちろん、作られた音を否定する訳じゃなく、それが心地よければとりあえずどうでもいい話ですが、ただ、うちのスピーカだと低音強調が即低音過多に繋がるので、暑苦しい音になる可能性があるなあ、と思ったのでした。

ともあれ、予算やらの都合があるので、気分を変えて、わし自身が持参した、「今のうちのシステムでは再生音が破綻してしまう」CDをかけてもらい、破綻しないかどうかチェック。すると、さすがこのクラスのアンプだけあって破綻はしない。これなら、あとはエージングと使いこなしでなんとかカバー可能かも、と言うことで、結局E-408を購入しました。

さて、AU-α707MRとCDP-XA50ESを譲るついでというか、まあ、半ば無理なお願いをして見光氏に車を出してもらい、E-408を持ち帰り、自宅でさっそく聴いてみたのですが、若干高域に強調感はあるものの、耳につく、と言うほどではなく。低音も、かつては床が振動する、と言うことは殆ど無かったのですが、今度は普段聴く音量でも容赦なく振動します。…こりゃ、近所迷惑だなぁ、とか思ってしまったり。あと、音量を絞っても殆ど音質が変わりません。この辺はさすがだなぁ、と思いました。

正直、まだ買ったばかりで音が平面的であり、また妙に整いすぎた音で面白くも何ともないのですが、この辺はエージングで変わってくるかと。とにかく、今までにはない駆動力と余裕があり、今までのリスニングで気になる部分が消失したので、わし的には満足。さて、これからアクセサリー等で楽しむことになるかなぁ、うん。スピーカのスパイク受けは標準付属品の樹脂のままだから、まず、この辺から手を入れたいです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください