TACH氏、たか氏と共にインターナショナルオーディオショーを見に有楽町へ(妻も一緒)。今回は去年、一昨年のような感動、感激みたいなものはあまり無かったのですが、敢えていくつかの印象の残ったものを挙げてみる。
TEACブースが元気。特にデモをしていたホーンスピーカ(Avantgarde Acoustic社「TRIO+BASSHORN」)の音が素晴らしく良かった。とにかく「速い+精細」。もちろん買える額では有りませんし、そもそもこんな巨大なスピーカを置ける場所を用意することすら出来ませんが。
LINNブース。今回は「AKURATE 242」がメインだったはず…なのですが、我々はブースに行ったタイミングが悪くて聴けず。たまたま鳴っていたのは去年同様KOMRIで、ここではStingの「BRAND NEW DAY」でしたが、うちのシステムとは良くも悪くも音の出方が違う感じ。さすがに余裕は素晴らしかったですが。
スキャンテック販売。ここはいつ聴いてもくせ者、と言うか非常に特徴的な音を出すので楽しみにしていたのですが、今回もくせものっぷりをフルに発揮してた感じ。万人向きとは言えませんが、これはこれで世界観としては非常に面白い。ここの主力スピーカであるオーディオ・フィジックの「VIRGO3」はもっと注目されても良いと思うのですが。
あとは、J-VOXでNHTのスピーカよりもVSA-AX10iのパフォーマンスに驚いたり、デノンラボがInfinityではなくDALIのスピーカを主力にしていたり、LUXの迷走試行錯誤っぷりが見られたり、Accuphaseの相変わらずの安定路線を見たり、アクシスではMELDIANの新型のデザインが、比較的一般的なものに変わっていたり、ELACのスピーカが相変わらず元気だったり、marantzは入場制限で入れなかったり、とまあ、細かいことを言えば色々印象に残ったものもあるのですが、「これは是非欲しい・じっくり聴いてみたい」と思ったものが殆ど無かったのも事実。善し悪し、ではなくてわしと目指してる方向と世間の向かう方向が明らかに違うのです。従って、「これなら、自宅で好きな音をのんびりと聴いていた方が幸せだなぁ」などと思ってしまいました。換言するなら「うちのシステムも結構なところまで来たんだなぁ、と慢心してしまった」ともなるのですが(^^;。もっとも、マルチチャネルについては全くダメですし、2chにしても、自宅で聴いている分には不満が色々あるのですけれども。