先日、子どもに対する性的虐待の容疑で、ついに逮捕され、即保釈金を支払って釈放されたマイケル・ジャクソン容疑者(45)についての話。
わし、洋楽に目覚めたきっかけの一つは、間違いなく彼のプロデュースした「We are the world」ですし、また、本格的に洋楽を聴くようになったのも、当時彼がリリースした「BAD」のCDを購入したことからだったわけで、そう思うと色々と残念ではあるものの、近年の彼は好きになれなかったのは確か。ファンにとってはそれが魅力だったのかも知れませんけれども、BAD発売以降の彼は、なんとなくナルシスト的演出が目に付くようになり、音楽、演出共に「自己満足のためだけでは」と思うこともしばしば。特に、最近のアルバムである「INVINCIBLE」については、その良さはわしには全く理解できませんでした。
勿論、わしの音楽センスが「古く」、また頭が固くなってきてしまったのも否めませんが、それにしてもBADまでの頃は、何というか万人を納得させる何かが、彼の音楽にはあった気がします。当時のわしにとっては、それらのみならず、彼の音楽は「未知」であり、「新しく」、それゆえ「魅力的」−今となっては「BAD」と、その前作でベストセラーを記録した「THRILLER」は、実は更にその前作の「OFF THE WALL」の焼き直しで、それ自体は決して新しくなかった事に気付いていますが−でした。だからこそ、わしのみならず、多数のファンが彼の音楽を聴き、彼を賞賛したのだと思います。
しかし、最近の彼は(逮捕云々以前に)見るに耐えませんでした。自ら「KING OF POP」を名乗り、しかもその音楽には「新しさ」はもちろんのこと、魅力すら感じられない。にもかかわらず、当の本人は王様気取り…。だから、今回の逮捕も「おごれるもの久しからず…」と言った感がわしの中では強いです。残念と言えば残念ですが。
…とまあ、ついさっきまで妻と共に、昔の彼のPVを見ていて思ったことをつらつらと書いてみましたが、思えば、最近は「これぞ!」と思った曲って少ないなぁ。BEST HIT USAも毎週ほぼ欠かさずに見ているものの、最新の曲には全然ついて行けてない感じ(むしろ妻の方が知ってたりするし)。こりゃいよいよ頭が固くなってきたかなぁ、と危惧したりしました(苦笑)。