危機意識を持たせることの難しさ
今更なのですが、『「ネットの脆弱さに警鐘」国立大研究員が個人情報を公表(from asahi.com)』の件。
敢えて客観的意見を述べるなら、やはり個人情報を公表してしまうやり方には異を唱えざるを得ませんが、その一方で、「実害がなければ一切動かない状況」と言うのも、また想像に難くないわけで。特に、ネットワークに絡むものは、エンドユーザや、果ては開発者自らも「問題の実体や、実害が分かりにくい」と言う風潮があるから尚更。
わしとて、偉そうに書けるほどそれらの問題の実体や実害が分かっている訳ではありませんが、「実際に問題が起こらないと動こうとしない状況」であれば何度も体験してますし、一層のこと「システムをわざと破壊するデモンストレーションをやって、上司や経営者層に実害を知らしめよう」などと言った暴挙に出たくなることもままあったり(もちろん実行には至っておりません。当方小心者ですのでw)。
理想的には、エンドユーザや開発者(最低限リーダだけでも良いのですが)が自らこれらの正しい知識を得て、導入及び運用にあたれれば良いと思うのですが、それらが容易でないことはここで言うまでもありません。
以上、独り言以上のなにものでもなく。と言うか、こんな事書いているくらいなら勉強しろ、と言われかねないのでこの辺で止めますw。