判を押したかのような日々
年度が改まり、振り返ってみると、わし、社会人になってから満10年を迎えて居たのですね。
10年前の今頃と言えば…F’INNでIさんにX68kほかをもらい、その性能に驚嘆し、ずぶずぶと身を埋めることになった頃でした。あの頃はD氏が毎晩我が家(今住んでいる家ですな)を訪ねてきてくれ、また、MCNつくばなどを立ち上げたり…etc、社会人と言うよりも給料を貰えるようになった学生みたいなノリでしたが、毎日が変化の連続で、退屈する暇すらなかった気がします。
その後、2年目には職場で酷い目にあった挙げ句、横須賀で缶詰のような生活を強要され…、気づくと宇都宮に逃げるように転職し、そして、いつの間にかつくばに伴侶と子供を連れて戻ってきて、今に至っては、かつてあれほど仕事に後ろ向きだったはずのわしが、事業部長や社長相手に「ユーザへの付加価値」だとか「我が社の存在意義」、「コンプライアンスが云々」などとご高説(苦笑)をたれてたりするわけです 。
そんなことを振り返りながら「思えば遠くへ来たものだ」とまあ、勝手にそう思っていたわけですが、mixiで色々皆さんの近況を拝見したら、わしより遙か遠くに行っていて驚いてしまいました。しかも、ペースは10年前から緩むことなく、いやむしろそれ以上に加速して…。
わしにとって学生時代、特に大学生〜社会人2年目くらいというのは、今思えば分岐点の連続だったように思います。良くも悪くも、自分の能力を超えた範囲で暴れ回り、その結果に喜怒哀楽していた…そんな時期だったのかな、と。ただ、本来のわしは恐らく原則が保守的思考で、特に昨今は良くも悪くもその面が前面に出てきてしまっているように思います。
最近は仕事絡みでいろいろな人と話をし、特に参考になる話は出来るだけ覚えたり、メモをとったりしているのですが、一番印象的で、しかも説得力があった言葉の一つに「35歳を過ぎるとだんだん新しいことが身に付かなくなっていく」というものがありました。わしは今33歳、猶予は既に2年を切っています。この大切な時期に保守的なのはどうなのかな、という気がして、焦燥感すらあります。
とまあ、色々書きましたが、久々に新しい何かがしたいなぁ、と。もちろん、10年前のように独り身というわけではないので、家族を顧みつつ、何かが出来ればなどと考えているのですが。