まだ、火曜日なんだよねぇ

PCと強い想い

今日は特に何もありませんでしたので、過去にあったことについて何となく徒然なるままに。
先日、ある方とPCについての話題になった際に、「かつての自分は、色々と『強い想い』が沸々とあるにもかかわらず、それを口に出して言うのがとても苦手で、それらをPCで文章として書き連ねていくうちに、それとなく慣れていってしまった」みたいな話をしたのですが、少しそれについて書いてみたいと思います。
私がPCやコンピュータなどと言ったものに生まれて初めて触れる機会を得たのは、市内(当時は村でしたので「村立」でしたが(^^;。)のTH小学校でのCAIによる授業がきっかけで、それ以降も全く縁がなかった訳ではないのですが、実際にPCを本格的に使用するようになったのは、中学2年生の10月下旬、即ち丁度21年前の今頃に自宅初のPC、NECのPC-9801VX21が設置されたことによります。
当時のわしにとってPCは、「興味こそあれど使い方が全く分からない未知の機械」でして、取り敢えずは販促用のデモンストレーションプログラムを立ち上げてみたり、管理工学研究所の『松(初代)』などを立ち上げては、無駄に外字を作ったりして遊んでいました。しかし、だんだんそれだけではつまらなくなってきて、何となく印象に残った出来事を文章にしたりするようになりました。内容は非常に他愛の無いものばかりで、「今日誰それがどうした」とかそんなものであったと記憶します。
その後、松→松85→一太郎Ver.3と、父の仕事環境の変化に伴って、わしの常用ワープロソフトも変化していったのですが、高校1年生の時、「一太郎Ver.4(4.20→4.3)」が自宅に導入されることになりました。それまでのワープロソフトは、ユーティリティ等を使用しない限りは、フロッピーディスク1枚で起動できる非常に軽量なアプリケーションでしたが、この一太郎Ver.4は普通に起動するだけでもフロッピーディスクを2枚入れ替える必要があり、しかも、増設メモリがなければまともに動作しないような、当時としては重量級ソフトでした。そこで父と試行錯誤をして何とか環境を作り上げたのが、PCを理解する上での一つのターニングポイントになった様に思います。
その頃、わしは色々なことに対して様々な想い(今この歳でこのようなことを書くのは大変恥ずかしいのですが、当時は特に異性への想い的なものが主でした(滝汗)。)を抱くようになり、しかし、それを口に出して言う訳にいかない…という苦悩を誰かに理解して欲しくて、とにかくそれらを文章にして書き連ねました。また、当時は北杜夫氏のエッセイ集を好んで読んでいたこともあって、それを参考にしていくつかの比喩などを交えながら、重苦しいだけの文章にならないように配慮しました。これらを行った結果、それまでは苦手だったキーボードの取り扱いも、何とか一般的なレベルになり、また、文章を作り上げていくうちに、語彙や漢字力が飛躍的に向上しました(笑)。
その後、HDD導入を期にMS-DOS5.0を導入し、またそれによる環境を理解することによって、段々とPCが身近になってきました。
大学に入ってからは、その時点でもはや旧くなってしまった前述のVXを父から貰い受け、その後、生活費を切りつめつつも自力でPCを一式購入した(PC-9821As/U7+PC-KM152ほか)ことにより、ますますPCにのめり込んで行くことになります。この頃になると、PCゲームなども結構やるようになっていたのですが、ここでまた今の自分につながる大きなきっかけを得ます。それは、「パソコン通信との出会い」でした。ここでは、皆がそれぞれの考えを率直に述べ、議論する場がありました。そこでたくさんの方々とお会いし、また、その方々との掲示板上、あるいはチャットを通じてPCの知識のみならず物事の見方、考え方などを学びました。また、PCに対して「非常にマニアック」な世界にまで至ることになりました(勿論、マニアックなだけでは社会では通用せず、実際に社会人になった後に別の苦労をたくさんすることになるのですが…(^^;、まあその話は別の機会にでも。)。
社会人になる直前くらいからインターネットが大変身近な存在となり、World Wide Webなどにより、自分の好きな分野や考え(あくまでも常識の範疇で、ですが)を簡単に表現できるようになりました。そして、前出のパソコン通信(群雄ネット)時代に知り合った方たちのご厚意に甘えさせて頂き、およそ8年前から砦.comのサーバのスペースをお借りして、現在のこのサイトや日記がある訳です。…そう、この日記も中学時代に書き始めた「印象に残った出来事を文章に」の続きと言えなくもありません。とすると、なんだかわしの本質はその頃のまま変わっていないのでは、とも思えたりしてくるのですが…(^^;。

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