mixiとの付き合い方
わしがmixiにお誘いいただいたのは、今からおよそ4年ほど前になるのですが、割と最近までmixiの位置づけをどういう取り扱いとするか、即ちこのサイトとの切り分けをどうするかについて悩んでいました。
お誘いいただいた当時、本サイトのコンテンツの更新は既に日記以外殆どない状態でしたので、その気さえあれば本サイトを閉じてmixiに集約することもできなかったわけではありません。しかし、自分なりにいろいろ考えてmixiへの集約は行いませんでした。理由はたくさんありますが、代表的なものを挙げるとすれば、「mixiでのマイミクはすべてネット関係者であり、その方々はこのページの存在をほぼ全員知っている」、「mixiはいくらメンバーonlyとはいえ公の場には違いなく、この日記に書けないようなことをmixiにも書くわけにはいかないし、逆も然り。従って、これまでのログを失ってまで移行するメリットがない」といったところでしょうか。
従って、これまではなんとなく参加こそしてましたが、まったくといっていいほど有効活用できていませんでした。言わば「mixi自体の存在価値自体は認めるが、自分にとってmixi以外の一般のwebサイトと比較したときの優位性が明確に見えてこない」といった状態。
…が、中学時代の同窓会前後より、ネット関係者以外、即ちかつての知人や友人などからメッセージを頂いたり、その参加状況を知るに至り、少し考え方が変わってきました。「mixiではない一般のwebサイトでは、これまでまったくお会いしたことのない方と知り合い、話をすることができたりする可能性がある一方で、かつて知人だったものの、疎遠になってしまった方と再会する可能性は殆どないのに対し、mixiではそれら疎遠になってしまった方との再会の可能性も発生する」と言うことが最近分かったのです。それは、mixi自体が各ユーザのアカウント明示を強要していることと、参加者が非常に多いこと、そして、それらを結びつける「コミュニティ」の存在によります。
実を言うと、これまでかつての知人とのコミュニティというのはそれほど重要視してきませんでした。高校以降であれば、当時親密な方との連絡方法は今でも比較的手堅い形で存在しており、逆に中学時代以前については、今でこそ笑い話にできうるものばかりですが、あまり人に知られたくないような事柄(といっても、決して反社会的なものではないですが。単純にちょっと恥ずかしいこととか、そんな内容ですね。)が少なくなく、それらに対する後ろめたさ故これまで特に何らかの働きかけというのはしてきませんでした。
しかし、昨年夏の同窓会に参加して以来、その考えは一転しました。
決して自慢ではないのですが、わしは記憶力はそんなに悪くないようで、実は学生時代のことは結構覚えていたりするのですが、「ほかの方もその辺を覚えていて、今更掘り返されるとあまり嬉しくないな」とか思っていました。しかし、実際はみんなわしが思っている以上に大人になっていてそういう話にならなかったばかりか、価値観・考え方が非常に多種多様で大変有意義な時間を過ごすことができました。そして、その中にはこれまでの自分の価値観の裏づけや励みになるようなものであったり、これから進むべき方向性の示唆なども含まれていました。
今後、こういった方々とのコミュニティを持続的とするにはどうすればよいか、ということを考えたとき、mixiは非常に有効に作用する可能性があるな、と思うようになったのでした。
ただ、今日現在それに相応しい方法論にまで導けていないので、どうするかはこれから思案しようかな、と。少なくともプロフィールの文は見直したほうが良さそうなことだけは分かりましたが…(^^;。