WEPよ、さらば
昨今、無線LANにおける暗号化方式であるWEPの脆弱性が指摘されていますが、実は恥ずかしながら、自宅の無線LANは基本設計自体が敷設当時(8年前くらいかな?当時は無線LAN自体が結構珍しい上に、機器も高価でした。)のままであったことや、WDS使用時の制約などにより未だWEPを使用していました(一応気休めでESS-IDの隠蔽とか、MACアドレスによる接続制限をかけていましたが、今となってはこんなものは気休めにすらならないですね。)。
しかし、問題は明らかであり、現状を鑑みればもはや待ったなしの対策を要するとのことで、WPA/WPA2-PSKによるセキュリティ構築が必要という認識はあったのですが、ここで3つほど課題が発生しました。1つ目は「プリンタ複合機用の無線LANアダプタがAES非対応」、2つ目は「HDDレコーダ等のためにメディアコンバータが必要」、3つ目は「WDSなしでは電波が行き届かない」ということでした。
これらを解決するにあたり、1つ目に対しては「マルチセキュリティな無線AP機を用意することで、TKIP/AESを接続ノードごとに割り振る」、2つ目は「メディアコンバータとのセット品を購入することでCPを確保する」、3つ目は「電波が強力な機種を用意する」という観点で機種選定を行った結果として、バッファローのWZR-AGL300NH/Eを導入し、設定を行いました。
この結果、本題である「WEP環境の排除」ならびに課題1、2についてはそれぞれ解決を見たのですが、唯一引っかかったのが3番。リビングにあるPowerBook G4との接続がいまいち安定せず、いろいろ試行錯誤し、なんとか使えるレベルに到達。もっとも、PowerBookは元々無線LANについて感度に難がある機種であることを考えると致し方ないのかも。