ちょっとばかり暖かくなってきましたなあ

TC-KA5ES死亡宣告

お客様へ
嫌な予感はしていたのですが…、なんてこった。
それにしても、「部品を必要としない修理につきましても<中略>修理対応のご提供を終了」とはあまりにも切ないです。特に、今回のような「後継機が存在しないもの」については、「じゃあ、どうすれば良いのか」ということになってしまいますね。
メーカとして「本来の性能とならない限り、修理とは言えない」というスタンスは、昨今のクレーム客の存在等を考えれば理解出来なくもないのですが、一方で「本来の性能に戻らなくても良いので、せめて動くようにして欲しい」というニーズもあるはず。実際、他メーカの場合はそのことを顧客に了承してもらった上で修理にあたることもあります。今回のように「古いので修理は一切お断り」とされてしまうと、大抵の場合もはや粗大ゴミに出すくらいしか選択肢がなくなってしまいます。
さて、わしはどうしたかというと、どうせテープパスが狂っているだけなのは何となく分かっていたので、テープパスチェッカーもどきと10kHzのテストテープを自作して、パス調整とアジマス調整をそれぞれ行った(後者はWaveSpectraを使って実施)ところ、ばっちり直ってしまいました。メーカ的には「もはや不動のゴミ」とされたものが、現用機として復活を遂げた訳です。
しかし、あっけなくメーカから死亡宣告をされて思ったのは、部品の供給が出来ないこと自体はやむを得ませんが、調整くらいで直る物は制約条件付きでも良いので修理して欲しいなあ、と言うことでした。いくらこのメーカにとって不採算な部門とはいえ、こうやって「自社製品への愛情が無い」ということをあからさまに見せつけられると、流石にこのメーカの製品を次に買うときには躊躇しかねないです。(ぐだぐだ書きましたが、わし的には後継機となりうる機種があるのであれば、素直に買い替えで構わないのです。しかし、今回の場合はそれが全く不可能なものだけに、多少なりとも融通が利いて欲しいなあ、と思った訳でして。)

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