平日の朝の
通勤時、わしは考え事をしていることが多く、特にその日の予定に重要な会議などがあったりすると、その際に何を確認するかなどを考えていて、それ以外に頭が回らなくなっていることが少なくないのですが、今朝がまさしくそんな感じで「事前に資料を確認しなければ」などと考えながら、地元の駅にて始発電車に乗り込んだのでした。
乗り込んですぐ、目の前に居た男性がわしを見て「おっ」と言うので、わしもその男性を見ると、中学時代の同級生のKくんだったのですが、前述の通りわしは考え事をしていて頭が切り替わっていないので「おっ、ご無沙汰〜」と返すのが精一杯で、結局は離れた席に座って予定通り資料やメールの確認を済ませ全くいつもの朝と同様に過ごしたわけですが、落ち着いて考えて見ると「本当にこれで良かったのだろうか。もしかしてわしってもの凄く失礼なことをしたのではないか」という気もしてきたのでした。
実際には挨拶を交わした際、一瞬「隣の席に座って少し話をするか」、「挨拶するに留めるか」という葛藤がわしの中にありました。しかし、「平日の朝は相手にもペースがあるだろうし、もしかすると僅かな憩いの時間かもしれない。それを邪魔するのは良くないし、わし自身も朝から思い出話や世間話をするような気分じゃない」というネガティブな理由をつけ、結局は挨拶だけで終わってしまったわけですが、「本当にこれで良かったのか」と言う気持ちも少なからずあって、ましてやKくんはかつて色々助言をくれた方でもあったので、このような対応はあまり良くなかったのかな、とも思えたりしたのでした。
本当はどうすべきだったのでしょうかね。未だに正解を見つけられないままです。