今年を振り返ってみる(世間であったこと編)
今年も色々あったよね、ということで振り返り。先ずは世の中であったことから。
- 東日本大震災
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生まれて初めて大災害に遭いました。普段は物欲だけで生きているようなわしですが、この時だけは「物なんかどうでも良い、先ずは家族が無事かどうか」を本気で心配した瞬間でもあります。家族に無事再会出来た時は嬉しかったなあ。
ただ、こうして日記を書いている今この瞬間でさえも、その災害の状況が未だ続いている方も居る訳で、そう思うと心が痛みます。個人的には、この情報化社会となった現代においても、大災害時には殆ど情報が入手出来なくなるというのがとても意外でしたし、逆にそういったときに重要な情報が入らないことで何も出来なく分、以前より被害状況が大きくなる部分もあるのかもしれないなあ(昔であれば、近隣の直接的なコミュニティなどが非常時に於ける対応方法の情報として役立っていましたが、今はそれがない)などとも思いました。
わしは所謂被災県に住んでいるものではありますが、被災者の皆様に於かれましては、改めまして心よりお見舞い申し上げる次第です。
- 夏の大節電
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福島第一原子力発電所の事故により夏には節電を余儀なくされ、オフィスや鉄道では薄暗く暑い日々を過ごすことになり、放射線に対する脅威と併せて非常に肉体的・精神的に堪える夏となりました。わしにとっては夏は好きな季節であり、いつも開放的な気分になったりするのですが、今年はそんな気分には到底なれず、むしろ夏が終わってホッとしたりしてました。特に今年は暑い夏でしたし。
- 地上アナログ放送停波
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今年の7月、地デジへの完全切替に伴い地上アナログ放送の電波が停止しました。…が、震災であったりとか、原発事故のインパクトがあまりにも大きかったせいもあって、殆ど印象に残っていないなあ。幸いというか、うちは随分早い段階で地デジ対応を済ませていたし、ケーブルテレビを使用していることもあって、自宅ではアナログ波を今でも受けることが出来るし。ただ、つくば市周辺は未だワンセグ電波が弱い(スカイツリーが完成すると改善される見込み)ので、この状態で先のような大災害があると情報弱者になりかねないという危惧が少なからずあります。早くなんとかして欲しいものです。
- 台風襲来
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今年の台風15号は首都圏に於いても被害をもたらしました。わしの自宅近辺は夕方6時半より翌午前1時半頃まで停電となり、不便な夜を過ごすハメに(ちなみに震災の時は幸い停電は比較的早く復旧しました)。幸い、先の震災をきっかけに停電時の対応方法や道具を備えていたこともあって、どうしようもなく不便な状況にはなりませんでしたが、それでも停電だけで情報入手が極めて困難になるんだな、ということを改めて知った次第。
で、台風はこれで終わりかと思ったら、出張先の香港でも帰国の日に台風に遭い、酷い目に。これがきっかけで飛行機が苦手になったかもしれないです。(^^;
- 様々な方の訃報
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今年は沢山の方の著名人が亡くなりましたが、わしにとって特に残念だったのは、大賀典雄氏、梅本竜氏、北杜夫氏、スティーブ・ジョブズ氏、菅野ひろゆき氏の方々の訃報でした。ここにお名前を挙げさせて頂いた方々とは直接面識は無いにせよ、わしの価値観やライフスタイルに何らかの影響を与えていただけに、とても残念です。改めてご冥福をお祈りします。
とにかく、今年は震災とそれに伴う事故等が特に大きかったですね。津波の映像を勤務先のテレビでリアルタイムに見たことがトラウマになってしまい、夏に大洗へ海を見に行ったときは「あれがそのままこちらに押し寄せて来たら…」と戦慄してしまいました。
ともあれ、来年は今年より良い年でありますように…。