慢心は良くない

ここのところ、風野旅人氏の日記に書かれているオーディオに関するトピックに触発されて、週末になると一日の半分くらいメインシステムで音楽を聴いていたりします。その結果としてエージングが進んだ(機器のなのか、わしの耳なのかはともかくとして)のか、だんだん音の解像度が上がってきたように思います。

しかし、一方でボーカルが前に出てこない件は相変わらず。という訳でスピーカを内側に振る角度を見直してみました。最初、思い切ってスピーカの正面を試聴している位置に向けたのですが、ボーカルがさらに引っ込んだだけでなく、演奏もがちゃがちゃした大変聴きづらいものになってしまいました。ならばその逆なら良いのでは、と思い、振り角を殆どなくしてみたら、ボーカルが前に出て来ただけでなく、音全体が大変整理され、音場も左右に広がって大変好ましい物になりました。

思い返してみると、父のInfinity Renaissance 90も殆ど振り角を付けてなかったなあ、ということで、これまでの音の不満の大半は極めて基本的なセッティングにあったということに今更ながらに気づいていろんな意味でガックリ。まだまだやることがたくさんありそうだなあ、と改めて感じた次第です。

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