I’ve put a break.

先日のエントリで少し触れた剣道について、先週土曜日に自分なりの一つの区切りをつけました。

剣道、わしにとっては決して嫌いじゃないです。むしろ、身体を動かす方法の中では好きな方かもしれません。実際、去年の今頃始めた頃はそれだけのモチベーションも十分にありました。しかし…。

理由は一つではありません。ただ、わし自身がつくばから都内への勤務であって、かつわし、家内ともに両親の実家が同じ首都圏内とはいえそこそこ遠隔地である故、わしも家内もそれなりに平日を乗り切るので精一杯で、平日夜や週末に剣道に割けるリソースがあまり無かった一方、「スポーツ少年団」という組織ゆえ道場の運営には父母の積極的・献身的な協力を前提としているという、ある意味極めて厳しい環境下で、我々がそれを満足させるような行動をとれず迷惑をお掛けしてしまっていたことはまさしくわしの不徳の致すところであったものの、一方で我々の能力としてはやむを得ない部分だったと考えています。一言で言えば、わしが「スポ少」の活動の本質を理解しておらず、舐めて掛かっていた、ということになるでしょうか。
昔居た道場はそこまで父母は関わっていなかった(少なくとも稽古中に父母は殆ど居なかったし、帰りですら自力で帰る子が殆どでした。およそ30年ほどが経ち時代は変わったんだなあ、と実感しました)んだけど…、と言ったところで、我々はまさに「現代」を生きている訳であって、何の言い訳にもなりません。

もう一つ理由を挙げるとすれば、今年に入って本業が忙しくなってきたことで、それだけ週末にもやることが溜まってきました。本業そのものを持ち帰る、ということも少なからずありますが、それだけではなく、家庭のことも平日手が出せない分週末にしわ寄せがあったりします。また、そもそものわしの考えとして、平日に良い仕事・結果を出すためには週末の休息・リフレッシュというのはメリハリをつける意味でも大変重要なこと、と言うものがあります。わしにとってのリフレッシュとは、家族とのふれあいはもちろんのこと、それ以外にも知人と会うことや、ドライブや、趣味であるパソコン・音響機器いじりを「時間を忘れるくらい集中してやる」こと。しかし一方で「剣道」はわしにとってリフレッシュと言うより「心の修行」。だから、仕事が忙しくなると週末の高々二時間強だけとは言え、正直辛くなってきたというのが本音で、むしろ剣道のことで色々考えている時間が増えることで、本業に影響が出始めているのが自分でも分かるようになってきてしまいました。本業が疎かになるのは本末転倒であり、それ故週末の時間の使い方はもっと自由に、自分の選択で好きな事をやりたい…今年度に入って、そう言う思いが強くなってきました。

他にもわし自身のコミュニケーションの問題とか、書き始めたらキリがありません。

色々言い訳を書きましたが、わしがこんないい加減な態度で臨んだこともあって、長男もあまり上達することもなく、むしろ稽古を嫌がるようになってしまったので、一旦「休団」、わしは自分の日々の生活の中に於ける「剣道」の優先順位を大幅に下げて、「出来る範囲で細々と続ける」ことにしました。(当初、長男・わしともに退団を申し出たのですが、慰留されてこの回答に落ち着きました)
本音を言えばこんな結末になってしまったことが、本当に「悔しい」です。悔しいが…でも、ほかを犠牲にしたらもっと沢山の方に迷惑を掛けてしまいかねないため、苦渋の選択です。

両立が出来ないのはわしの未熟さ故ですね。でも、出来ないことを出来るフリをしている方が辛いので、やれる範囲で頑張ります。

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