例年通り、今年買ったものを総括。
- 1. ネットワークオーディオトランスポート ESOTERIC N-03T
- 2. 在宅勤務用オフィスチェア OKAMURA Sylphy
- 3. 27インチモニタ EIZO EV2750
- 4. Raspberry Pie 4
- 5. ドラム式洗濯乾燥機 日立 BD-NX120EL
- 6. NASキット QNAP TS-473
まず1.ですが、元々DC-37のUSB入力を活かすためにはこれしかないな、と目星をつけていたもので、コロナ禍による外出制限の中、自宅で如何に楽しく過ごすかを色々検討していた際Spotifyに出会い、これをメインシステムで聴きたい、という理由だけで購入。うん、物としては良いですよ。音も優れてます。しかし、かつて購入したDP-900のような「何だこれは!」と驚くような音になったわけではなく、逆にネットワークオーディオの難しさを知ってしまったようにも感じました。
例えば、アナログ的な音質改善(変化、の方が正しいかもしれない)は割とその原理が分かりやすいし、具体的に何をどうするとどう変わるのかは知識・経験である程度はコントロールできるのですが、ディジタルはそういう文法的なものが曖昧。環境による効果の差が小さくない上、「本当かよ?!」と思うようなアクセサリもしばしば見かけます。誤解なきように言えばそれで音が変わること自体は疑っていないのですが、どう変わるかがはっきりしない。実際、解説文を見ても曖昧。つまるところ、リリースしている方も恐らく正確な原理を把握していないのだろうなあ、と感じます。とすると、結局自分にどれが合うかは試行錯誤を繰り返すことになるわけですが、それをするほど安価ではないし、そんな資源も時間も気力もない私にはちょっと重いなあ、これなら円盤回していた方が遥かに分かりやすいなあ、という印象を抱いてしまったのでした。
よって、ちょっとこっち方面は停滞気味。来年もどうなることやら。
次に2.と3.は在宅勤務用に購入したもの。もともと執務机はあったのですが、椅子があまり良くなくて一日中座っているのには辛かったので椅子を、そしてラップトップPCのような画面の大きさだと大きな表を扱うのには不便と思い、コロナ対策による特別定額給付金で購入。正しい給付金の使い方だ、と一人で悦に入っております。
4.はRetroPieでのPC-98xxエミュやX68kエミュを試してみたいと思って購入したのですが…、正直、古いiMacやPCにUbuntu+RetroArchを入れたものの方が遥かに使いやすかったので、その後使われずにしまってあります(苦笑)。N-03T導入によって使わなくなったモニター付きRaspberry 3+とともに、今後何か使い道が見つかれば良いのですが…。
5.は私が、というより家内が使うものですね。コロナ禍とは直接は関係ないのですが、家内が今年頭にフルタイム勤務の職場に転職し、それに伴う家事の負担を減らした方が良い、と思って購入したのですが、いやもう、これほど「もっと早く手に入れておくべきだった」と感じたものは久しぶり。洗濯物を干すという作業がこれほど家事の中でも重荷だったことを、それが無くなったことで気付きました。洗剤の自動投入も便利で、これを導入来、洗濯機に洗濯物を放り込んで、洗濯予約をするのは私の仕事になりました(笑)。あまりには簡単なもので私がやっても全然負担に感じなくなったので、これくらい手伝うのは悪くないな、と思いたったがゆえです。
6.は1.ときっかけは似ているかもしれません。N-03Tをフル活用するにはやはり高音質なストリーミングサービスだ、ということでTIDALを使い始めたのですが、いまいち使い勝手が良くないので、何か良い手はないものか、と思って調べてみたところ、roonで使うのが良さそう、ということが分かり、試しにMacBook Air(もうこれも8年目に突入です)に入れてみたところ、なかなか良さそうな手応えを得たので、ちゃんとしたCore用のサーバを立てようと考えるも、roonだけ用にPCなどを用意するのもなんとなく癪だし、そもそも今使っているQNAPがだいぶ古くなったので、これを機にアップグレード。確かに便利。
しかし、移行の方法はあまり良くなかったかも。QNAPは旧機種から新機種への移行はドライブをそのまま新しい方に挿してしまえば良いのですが、これで行なったところ「レガシーボリューム」となり、新機種で利用できるさまざまな機能が使えなくなってしまいました。これなら、別にディスクを用意してレストアした方が良かったかも。まあ、これは追々ですね。
というわけで、今年の買い物で一番満足度が高かったのは5.だったりします。来年も生活を変えるような、良いものに巡り会いたいですね。