猪突猛進

金曜日のエントリーの件だけれど、どうしても自分の中で納得ができていなかったので、最後の足掻きをしてみることにした。 自分の地位が危なくなるかもしれないが、もういい。納得できるまで自分の信条を貫いてみてみることにした。これが一番自分らしい。

それにしても、仕事でここまで自分以外の人のことを考えたのは初めてだ。 これまでは割とドライに「替えてね。」、「まあ、契約だからね。」とするタイプだったのだが。 それくらい例の新人に期待をしているのか、それとも単に目先の成果に惑わされているだけなのか。

その新人の行動が、変に私の若い頃に似ているように見えるせいもあるんだろうなあ…。
新入社員ゆえ大した能力や実績がない割には生意気で、色々と分かっている風を装い、それでいて表向きの作業はこなせるというところとか、肝心なところで自分の考えを曲げないとか…もう、本当に若かりし頃の自分の生き写しみたいだ。良くも悪くも、だけれども。

私は生意気なだけの馬鹿だった。 そして今も生意気さは相変わらずで、更に言えば今自分が考えていることは恐らく愚か者のそれだ。結局、何も変わっていない。でも変えることは容易ではない。なぜならそれは自分の幹であり、そして足元に根差しているものだからだ。それでもそれなりになんとかなってきたのは、運よく大きく誤った道を選ばずに済んだことと、そして私を信じて守ってくれた周囲の方々、上司などの尽力の賜物だと思っている。だから今日の私も、かつて私のことを信じて育ててくれた人達のように、少しだけコイツのために、コイツを信じて賭けてみたいと思った。

この二日間ずっとこの件について色んなことを考えて頭を抱えていたが、実際に行動に移してみたら、まだ結論は何も出ていないというのに、なんだかこう、ほんの少しだけ気持ちが楽になった。単純な馬鹿だな私は、相変わらず。

大した能力もない私のような者は、たとえ猪突猛進などと評されてしまったとしても、それを貫くしかない。それが唯一の能力であり、それもなくしてしまえばただの無能でしかなくなるからだ。だからその唯一の能力を目一杯発揮するのみだ。行けるところまで行ってみることにする。

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