roonを利用して楽曲を再生した時の音質が、直接プレーヤーで再生した時のものと小さからぬ差があることを知り、検討した結果としてroonのサブスクの自動更新を解除したところ、有効期限の最終日である今日、以下のようなメールが届きました。

うーん、サブスクを一方的に解除したのはこちらなので謝られてもなあ、という感じです。むしろこちらが申し訳ない気持ちになりました。(そういう心理的な効果を狙ってのことかも知れませんが)
roon、音楽に関するデータベースとしての機能や、ネットワークプレーヤの操作性の一本化、及び操作性そのもの共に特に不満はありませんでした。むしろ他のストリーミングサービスより操作性等よく出来ているし、特にストリーミングサービスであるTIDALの楽曲とライブラリの楽曲の違いを意識せずに音楽が聴けるのはとても良いと感じました。
しかし私にとっては、それなりの費用を投じて今の音響機器を揃え、そしてその目的は「音質の追求」な訳ですから、roonを介すことにより音質面で不利な面が出てしまうことを知ってしまった以上、そのまま、というわけにはいきません。他の方のブログで、ネットワークインフラに相当な投資を掛けてそれを改善した方もいらっしゃるよう(この方の場合、roonを永続的ライセンスで取得したことも要因としてあるそう)なのですが、roonを介さなければそれだけで解決できるものを、わざわざ複数のリソースを浪費して解決するような熱意は私にはありませんでした。そもそも、ネットワークオーディオの音質改善は定番と言える対策が明確でなく、環境によっての効果のばらつきが大き過ぎてそれを試行錯誤するような余裕は私にはなさそうです。
また、音楽に関するデータベース、例えば新譜であったりとか関連するディスコグラフィーとかは、別途契約しているSpotifyでもある程度はカバーできるしなあ、というのもあります。操作性も、N-03Tの操作アプリ「Esoteric Stream」は優れているとまでは思わないまでも、我慢を強いられる、というほど酷いものでもありません。(但しTIDALは、専用アプリじゃないと話にならない感じですが…)
こういった、操作性や機能面で若干は劣る、または差異があるにしても、roonの代替となるようなものが他にもあることが、今回サブスクを解除もやむなしと判断する要素になりました。
というわけで、使用開始からおよそ9ヶ月間でしたが、私としては一旦roonの利用にピリオドを打つこととします。
申し訳ありませんが、行かせていただきますね、roon様。また会える日が来ることを楽しみにしています。