Twitterを見て知ったのですが、先週末にあったTIAS(Tokyo International Audio Show)にて、9月に発表されたTAD-E2の評判が良かったみたいですね。皆さんの評価を見た限りですが、音のバランスがこれまでのTADと違うとか、低域の量感が良さそうとの印象を受けています。TADと言えば同軸型ツイータのCSTドライバーがアイデンティかな、と思っていたのですが、敢えてそこから離れた方が良かった、みたいな話にもなるのかも、などということを考えてしまいました。
私自身はTAD-E1TXの音質を気に入っているので、現時点で買い替えだとかそういうのは一切考えておりませんが、以前使っていたIRS-OMEGAと比べて明らかに減じたと感じた部分は低域の量感と帯域だと思っていました。ウーファーが小口径なので仕方ないですし、むしろこちらの方が適切な量感なのかも知れません(IRS-OMEGAは若干ブーミーさを感じた)が、ああいった緩い感じの低域も時には心地よさを感じるものですから、そういう観点からすればE2ではその辺を少し聴感の気持ちよさに寄せたのかも知れないですね。機会があれば一度聴いてみたいと思います。
なお、IRS-OMEGAと比較して、という意味でですが、当初TAD-E1TXは中高域がタイトで生真面目すぎるなあ、と思ったので、スパイク受けを標準の付属品から大昔に買った黄銅製のもの(ACOUSTIC REVIVE SPU-8だったと思います)に変えたところ、多少聞きやすくなりました。正直申しまして、スパイク受けの変更だけでもここまで変わるのかと驚きまして、もっと色々試した方が良いのだろうな、とも感じているところです。最近、気持ち的にそういう余裕がないのでなかなか進展しないのですが…。
さて今朝の音楽はフジコ・ヘミングの「ラ・カンパネラ」を。リストは普段あまり聴かない(あまりにも色々「狙いすぎている」感じがしますので)のですが、たまになんとなく流したくなる時があって、たまたま今朝がそうだというだけだったりします(笑)。