ご無沙汰してます。と言っても、誰も見ていない…いや、暫く放置していたらいつの間にかここが表示されなくなっていて、しかし忙しくて結局そのまま放置したままだったから、誰も見られなかった状態だったわけですが。
気付けば令和初の年も暮れて…、例年通り家の中を大掃除したり、年賀状を書いたり、正月飾りを設置したりと、まあそれなりに正月を迎える準備をしているのですが、今年ほど年末の実感が乏しいのは珍しいかもしれないです。何だかとにかく忙しかったのですよね…。
そんな忙しかった日々の最中の九月末に自動車を乗り換えました。車種はS22#型クラウンで私にとっては初のトヨタ車になります。納車されて約3ヶ月が過ぎ…た実感は前述の年末の件と同様に乏しいのですが、満足度は高いです。静粛性の良さはもちろんなのですが、足回りが凄くいい。大きな入力があっても「シュタッ」という感じで軽くいなすし、車体が前後左右に振られず、ハンドリングも正確で運転しやすい。小刻みなコーナがある道路を走るのが楽しめるくらいです。相当にスポーティな走りで、クラウンというブランドネームから一般的に想像されるものとは違うような気がしますが、一台の自動車として見ればいい車だと思います。
しかし…、昔からの知り合いからすれば私がここまでトヨタ車をベタ褒めすること自体が想像できなかったのでしょうね。何しろ、学生時代は「私にとって自動車選びとは2つしかない。日産車かそれ以外か、だ。」などと豪語するほどの日産党でしたから。しかし、今の日産車には魅力的なものがあまりにも見当たらない…。ちょうど、V37スカイラインのマイチェンの発表前後で、そちらも少し考えましたが、知人の乗っている前期型に同乗させて頂いたところ乗り心地があまりにもドライバーズカーに寄り過ぎていることや後席が狭いこと、マイナーチェンジによりむしろプレミアム感がスポイルされたこと(Vモーショングリルになって欲しい、という声が市場にあったとは到底思えないのです)から食指が動かず、さらに言えば、色々「古いな」と。2014年発売ですから率直に言えば「1世代前の車だよなあ」と思いました。
一方、クラウンを買うのにも「日産党としてトヨタ車を買うのは裏切りであり、敗北でもある」という抵抗感が少なからずあり、さらにクラウンというと「高齢者が乗る車だよねえ」という印象もあって、どちらかと言えばトヨタ党の家内をもってしても当初は「えー、クラウン…?」、「地方の農家の高齢者が乗るイメージ(失礼!)」などという感想を述べていました。それ故、2回もMEGAWEBにクラウンを見に行ったりして、時間を掛けて検討をしました。で、いよいよ意を決してトヨタディーラーに行き、試乗…。アクセルをひと踏みして「うわ、なんて静かな車なんだ…」と思い、その後前述の通りハンドリングの正確さに驚いたのでした。
これまで乗っていたE52エルグランドもいい車でした。ミニバンであることを考えれば十分な走行性能を有していましたし、個体としてもトラブルは全くといって良いほどありませんでした。しかし、転職以降自動車で通勤するようになり燃費の悪さが気になり出したのと、重心の高さゆえに大きな入力が来たときに車体全体が揺さぶられる感覚がどうしても好きになれず、昨今の先進運転支援システムへの興味を含め、今般の買い替えを決めました。ただE52エルグランドとは色々な思い出があって、最後の日はとても寂しい気持ちになりましたね…。
と、何だか取り留めがない話になってしまったのでこの辺で止めますが、今年あった個人的には大きな出来事の一つとして、今更感はありますが記録に残したいと思い記した次第です。今年の総括は明日大晦日に書く「かも」しれません(汗)。