2年前と言えば…行きたくもない街に長期出張、そして強制労働されられていた頃ですが、とはいえ懐具合は今とは全く比較にならないほどホカホカでしたから、物欲を満たすには全く事欠かなかったわけですよ。
んで、鳴沢は当時も当然音響マニアでしたから、その財力を音響機器に傾けよう、というのはまあ当然の成り行きでして…、こんな予定を立てていました。
AVアンプ | YAMAHA DSP-A1 | \280‚000- |
フロントスピーカ | Infinity Kappa8.2i | \2?0‚000-(1本) |
センタースピーカ | Infinity Kappa Center | \90‚000- |
サブウーファ | YAMAHA YST-SW1000 | \150‚000- |
※リヤスピーカには既に手持ちのKappa6.2iを使用する、としてました |
見てのとおり、全然ピュアオーディオではないんですが、要はこのころ買ったDV-S9(DVDプレーヤ、当時Pioneerの最高機種だった)の出来の良さに感嘆し、その能力を発揮させてみたい、と思い立ち、この様なプランを立てたのでした。地を這う低音、鳴り響く効果音…これが実現していたらホームシアターシステムとしてかなりのレベルを狙えたでしょう。
が、しかし、実際にはその分のお金はもう一つの野望であった自動車に流れます。自動車は想像以上に金食い虫で、入る給料は同じでも、支出の多さから懐具合は普通程度まで落ち込むことになります。そして、車に乗るために毎週実家に帰る日々を繰り返すうちに肉体、精神共にボロボロとなり、また当時仲良かった友人との意志の疎通もうまくいかなくなり、結果的に転職に至ってしまうわけですが…、しかし、ここである仮定とその展開を推測してみたくなってしまいました。
「もし、あのとき買ったのが自動車ではなく、音響機器だったら」
これは私自身にとっては非常に面白い仮定で、仕事は辛かったけどそれ以外は全くそれ以前と変わらない生活だったとしたら…私は転職しなかった、ないしは出来なかったかも知れません。すなわち、宇都宮に転職することが出来たのは自分の車を持つことで行動範囲が広がったおかげだったからです。
当然、必要以上には実家には帰らないだろう(自動車買うまでは実家に帰るのは月1回以下だった!)し、支出は増えないからお金はガンガンはいる。なんだかんだ言っても週1日はアパートで暇暇だから秋葉とかに買い物に行ってストレス解消してたでしょう。すると…以外と割と乗り切れたのかも知れないなぁ、と今となっては思ってしまうわけです。
ただ、以前の仕事は自分自身明らかに「マイナス思考」でやってたので、イヤだったことは間違いないです。今は「プラス思考」でやってるので、辛いことがあっても跳ね返すし、平時は仕事のことを完全に忘れられます。心にゆとりが生まれ、こうやって日記も書けるわけですよ(笑)。
何が言いたいのか分からなくなってしまいましたが、あの時の選択肢が実はものすごく大きな分岐点だったのではあるまいか、と最近思うようになりました。ちなみに、音響機器のほうは2ヶ月程度悩みに悩んだのに、車はたった2週間で即決(^^;。本来あるべきルートから突然横道に入った格好だったのかも知れませんけど。
ともあれ、今は楽しいです。会いたいときにみんなに会えるし、明日は仕事で秋葉にパーツを買いに行けるし。言うこと無しだね(^^)。