E52エルグランド、昨年の車検の際にタイヤ交換が必要と言われ、とりあえず摩耗の激しい前輪側だけ交換したのですが、この4月から消費税率が上がるのと、丁度6ヶ月点検&オイル交換の時期でしたので、あわせて後輪側のタイヤも交換してもらうことにしました。
待っている間退屈なので、担当の営業さんにV37 スカイラインの試乗をお願いして、ちょこっとだけですが走ってみました。色々と賛否両論のある車ですが、わし的には「アリ」かな、と。
先ずスタイリングですが、実車は写真よりずっと良いです。リヤのトランク部分にロゴが無いのが何となく間抜けな感じではあるものの、フロントの低く構えた面構え、サイドから見たときのロングノーズとリヤ上がりのラインは海外プレミアムカーにはない新しさを感じました。内装も、タッチパネルの部分が安っぽかったらイヤだなあ、と思っていましたが、上品にまとめられていました。メータは…うーん、昔に比べたら立体感が出てきたものの、まだまだ海外プレミアムカーの「精密な計器」的な雰囲気に及んでいないなあ。ここはちょっとマイナスポイント。フロントシートはセダンとしてはポジションが十分低くて○。リヤは…4人が快適に過ごしたい車を買いたければ別の車にすべきですね。いや、わしの感覚ではE12ノートの方が広いような…。
で、走ってみて最初に感じたのはシートの素晴らしさ。肩から背中に掛けて腰までしっかりとサポートしてくれるシートは大変楽で、長時間乗っていても疲れなさそう。これに比べるとエルグランドのシートは背中の途中から腰までしか支えてくれないので、結構違和感ありありです…。その良く出来たシートのおかげもあるのか、乗り心地も実に良いです。硬すぎず、柔らかすぎずでありながら、ボディ剛性もがっちりしていることもあって不快な振動がほどよく抑えられていました。静寂性はEV走行時の「静けさ」と、踏み込んだ際の「…グォーッ」と低くうなるエンジンサウンドがミスマッチな感じがあるものの、これはなかなか面白い。眼を三角にしてかっ飛ばす感じではないですが、必要なときにグッと加速出来るのは良いですね。ステアリングは一部不自然な感じが不評とのことでしたが、わしにはあまり気にならなかったなあ。それと走ってみて素直に思ったのは「あれ?結構小さく感じるな、これ」でした。確かにE52エルグランドよりは若干小さい車ではありますが、もっと小さく感じました。それにしてもミニバンと比べてなんと運転が楽しいことか。このまま乗って帰りたくなってしまったのが正直なところ。
最大のネックは5M円超の価格ですかねえ…。夏頃には2リッターターボのモデルも出る様ですが、わし的にはこのハイブリッドモデルをもっと安くしてほしいなあ。と言うか、わしみたいな客はもはやターゲットではない車、と言うことなんでしょうけどね。うちには娘居ないし(苦笑)。※わし自身が外資系に勤めても居なければ、都内に住んでいたりもしませんが、その辺はスルーw。