インターナショナルオーディオショー

と言うわけで、予定通り行って参りました。メンバーは陳平氏、TACH氏、FARM氏、見光氏、たか氏。

昨年は話題のハイエンドスピーカが多数発表された直後のショーだったため、それらのデモが非常に熱かったですが、今年は昨年に比べるといまいちぱっとしない感じでしたね(あくまでもわしの主観)。以下、全ブースを回り、思ったことを適当に書き連ね。

アキュフェーズ
今回、ショーに出向いたタイミングが悪く、残念ながらE-530は試聴出来ませんでしたが、実物をさわることは出来ました。懸念していたとおり、ボリュームコントロールをリモコンに対応させた結果、つまみの操作フィールが若干悪い気がします(変に重い&遊びがある)。それ以外についてはまあまあ、発熱についてはピュアAクラスにしては思ったほどではなく、良好でしたが。なお、正面ではM-8000+C-2800でJBLの最新スピーカ4348を鳴らしていましたが、これは非常にいい。つーか、そのあとで聴いたハーマンのブースよりずっと良い音でした。
ラックス
L-509fSE…。なんでこれだけ色が違う(他製品はシャンパンゴールドに対し、これだけシルバー)んだ…。見た目だけでの評価ですが「コレはあんまり欲しくないなぁ」と正直思いました。高いし。正面ではNautilus801を4台使ったマルチチャネルのデモをやっており、ちと軽く聴いたのですが、高いシステムでマルチチャネルを組むと、オフセンターで、しかもセンタースピーカなしでもきちんと音が真ん中に定位しますね。…って、待てよ?逆に言えば、センタースピーカって実は要らないんじゃ…、いや、そもそもマルチである必要すらないんじゃ…?w
ステラヴォックス
今年もMillenniumとFull Epilogueが置いてあったので、聴いてきましたが、やはり別世界の音ですね。確かに出てくる音には「派手さ」がないため、人によっては「大したこと無いのでは」という印象の方もいると思うのです(去年のわしなんて、まさにそれじゃないかなぁw)が、このシステムが一番本物の音に近い感じです。つーか、この後で、System7とかB&Wとか、まあ色々聴いたんですが、どれも「オーディオ的」には素晴らしい音であっても、いかにも偽者。「ああ、オーディオだねぇ」って感じだったのに対し、このシステムだけは「これで目をつぶって聴けば、本物と勘違いするかもなぁ」という感じでした。わしがこの方向性に近い音を聞いたのは、今年4月に行った、「ロッジ満天星」さんのIRS-βの音くらいかなぁ。まあ、容易ならざる道であることだけは、いずれのシステムについても全く同様ですけどねw。
デノンラボ
Kappa600デモ。…わし的には終了w。つーか、去年もそうだったんだけど、ここのブースっていまいちデモが上手くない気がする。去年のIRS-OMEGAも変な音だったし。あのデモで聴いたKappa600の音を評すると、「反応は速いし、そこそこレンジも確保されてるが、分解能がミニコン並み。音が派手なだけのシロモノ」というコトになっちゃうんですけど、出来れば自分自身でもこの評価を信じたくないです。あのデモが下手なだっただけと思いたい。
その他
…あんまり印象に残るものはなかったなぁ。アクシスで見た馬鹿高いスピーカケーブル(セット380万円!)とか、まあ、それくらいかな。つーか、最初にステラヴォックスに行ったのが拙かったかも。おかげで、他のメーカーのシステムが、どうあっても「オーディオ的には」という感想になっちゃってw。なお、去年絶賛していたリンのシステムですが、展示されている筐体を手で叩くという罰当たりなことをやった結果、分かったことは「こりゃ工芸品だわ」ってこと。とにかくアルミ削りだしのフレームの剛性と、その精度が素晴らしい。あの値段も納得です。…もっとも、納得したところで買えませんが。

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