寒いっす

先日、久々に某DVDソフトを5.1ch環境(正確には5.0chですが)にして聴いてみたところ、…あれ、なんかだいぶ音が変わったような。以前はセンタースピーカとメインスピーカとのつながりが悪くて、長時間聴くに堪えなかったのですが、今日はそんなに酷くない感じです。「何でだろう」と思い、音を分析すると、…ははあ、以前に比べて低音域のスピードが上昇してる様です。

うちの環境は、先に述べたようにサブウーファのない5.0ch環境。サブウーファを置かない理由は、経済的なものは勿論ですが、他にも、IRS-OMEGAの低音域であれば普通のサブウーファではむしろ役立たずになることや、置き場所がないなどありまして、サブウーファに振られるべき低音域は全てメインチャネルに任せているわけです。が、それ以外にもセンターチャネルの100Hz以下の音域をメインチャネルに振っています。これは、センタースピーカの低音域のレンジが、メインやリヤスピーカに比べて非常に狭いからですが、それらの結果、メインチャネルへの低音の負荷はより大きいものに。しかし、以前のアンプではスピーカに対してあまりに能力不足と言いますか、余裕がなかったこともあって、IRS-OMEGAのウーファをまともにドライブできる状況になかったので、センターチャネルの低音域がメインスピーカから若干遅れて出、音を濁していた様です。そう言われてみると、今のアンプに替えてからは、マルチチャネル環境では殆ど音楽聴いてなかったな…(^^;。

と言うわけで、改めて音楽を何曲か聴いてみたのですが、確かに音の表情と言いますか、緻密さや定位感はいわゆるステレオ環境の方が優れています。が、空間の表現は聞き比べるとやはり差が。何度かステレオ環境とマルチチャネル環境を切り替えて比較試聴したのですが、ステレオが平面的(と書くと誤解を招く感ありですが、敢えてそう表現します)なのに対し、マルチチャネルでは3次元的になります。この差は非常に大きいです。緻密さのステレオか、それとも空間表現の優れたマルチチャネルか。正直甲乙つけがたいです。実際、マルチチャネルじゃないと楽しめない様な空間表現を聴かせたソフトもありましたし。

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