3月18日のJR東日本ダイヤ改正を境に
常磐線の上野?土浦間の中距離電車は全てE531系に統一されることになり、これに伴い、403系並びに415系の鋼鉄車両(と1500番台の一部)が営業運転から外れることになります。実際、E501系は一足前に上野口から姿を消し、また残った403、415系もごくわずかになり、さらにそれらの姿をフィルムに残すべくホームや車内でカメラを構える鉄道マニアの姿を見ると、「ああ、いよいよこれらの車両ともお別れなんだなぁ」と意識させられます。正直、わし自身はそんなに感慨だとか、残念だとかなどとは思えなくて、「まあ、よくもまあここまで保たせたものだ」と言う感想しかないのですが、それでも幼い日に父や母と旅行に出るときは必ずこれらの車両にお世話になっていた(わしの家はわしが小学校に上がる頃まで自家用車が無かったのです。)ことを思い返すと、いずれは幾ばくかの寂寥感を覚えるのかもしれません。
さて、そんな403、415系ですが、どうやらわしにとって最後のこれらの車両は、水曜日の帰宅時に乗ったTc411-501、つまりK801編成になりそうです。「奇しくも、最後に乗るのがトップナンバーの編成になるとは…、せめて携帯電話のデジカメで写真でも撮っておこうかな。」などとも一瞬思いましたが、結局撮りませんでした。ただ、ほんの少しだけ感謝の気持ちだけは抱きました。「はっきり言って、今時古くさいし、うるさいし、乗り心地も悪い車両で、疲れた日の乗車は最悪という印象しか残らなかったけれど、今までお疲れさま。」と…。