久々の(以下略)

VGF-HS1、その後

ここのところ3週間ほど掛けて、自宅にある殆ど全てのCDをAALでリッピングして、PC Link経由でHS1に転送する作業を行いました。
PC Linkはその子プロセスとしてrsync.exeとか言うどこかで聞いたことのあるような名前のものをキックして、PC上のファイルとHS1のそれとの同期を行っているようですが、どうやらrsync.exeの出自からも想像がつくように、機種依存文字(?)などがファイルやフォルダ名に存在すると同期に失敗してしまいます。その際、どこの何というファイルで失敗したかが全く分からない(ログにも単純に「自動アップロード実行中にエラーが発生したため中断」としか表示されない)ため、原因となったファイルを探すのに大変苦労しました(そもそも、ファイル名が原因で失敗したかどうかも、エラーログだけでは判別がつかず、先述の通りrsync.exeというプロセス名からあり得る動作パターンを想像して、「恐らくファイル名だろう」と当たりを付けたに過ぎません。)。商品のコンセプトから「可能な限り難しい専門用語などを排除」したかったんだろうと思いますが、逆にある程度知識を有するユーザであってもこれでは辛い。この辺りは改善して欲しいですね。
さて、そうして取り込んだAALを、VGF-WA1から光ディジタル出力にてDP-67のDACに接続してメインシステムで再生すると、これは大変便利かつ音質的にも十分納得のいくものになりました。こうやって聞き比べますと、AACは相当に音質が落ちてしまっていることが分かります。正直、WA1内蔵スピーカでもその違いが聞き取れるくらいに。オリジナルCDとの比較では、WA1経由のほうが若干ダイナミックレンジが圧縮された感じになります(勿論、D-ノーマライザーはOFFにしています。)が、それも聞き比べなければ分からない程度で、むしろS/Nは向上している気さえもします。そして、音質的なものもさることながら、おまかせチャンネルによる選曲が非常に楽しく、それだけでも十分価値があると思いました。WA1は当初インターネットラジオのために購入した様なものでしたが、こうやってHS1と組み合わせて使うとさらに活用の幅が広がりますね。同社のNetjukeもそうなのですが、このおまかせチャンネル機能については市場の理解が得られていないだけで、もしそれが得られるのであれば、爆発的ヒットも十分あり得るのでは?とすら思いました。特にCDの枚数がそれなりにある人であれば尚更(そう言えば、似たようなものにBD/DVDレコーダの「おまかせまる録」なんて機能もありましたね。これも一度使えば手放せないものの一つですが、使ってみるまではその利便性が見えてこない点がよく似ているように思います。コンセプトは素晴らしいですし、もっと評価されても良いと思うのですが。)。
と言う訳で、実はここのところ比較試聴以外でCDを殆ど聞いていません(^^;。むしろ、同様の製品をもっと欲しくなってしまったと言うのが正直なところ。
なお、AALだけでは汎用性に欠けるので、同社が海外で公開しているMP3 Conversion Toolで一括してMP3にコンバートしたものも作成。これでiPod以外のDAPへの移行もできますね(笑)。

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