dispell

久々の98×1

今日はわしの両親がうちに来たのですが、父の要件の一つとして「5inchフロッピーを3.5inchに変換するのに何か良い方法はないか」というのがあり、幸い、わしのPC-9821AnにはPC-FD511Fが刺さっていたので、それを納戸から引っ張り出した上でHDDからMS-DOS6.20で起動し、dcuを使用しメディアの変換を行いました。
この9821Anに火を入れたのは2年以上ぶりのことで、起動時に「ピポ」音の直後、メモリカウントアップ中に内蔵スピーカから「ボッ、ボッ、ボッ」と周期的に雑音が出て、「使っていないうちに壊れたか?」と思いましたが、30秒もすると治まり、それ以降特に問題なく使えました。ただ、恐らくこういった怪しげな症状が出た、と言うことは、もうこの9821Anの寿命が近いのかも知れません。特にこの世代の電気製品は音響機器などでも同様なのですが、実装されているコンデンサーに問題があることが多くて、突然死がまま有り得ますので…。
さて、メディアの変換自体は特に問題なく行えたのですが、ここで父より「このFDを使用していたPC-9801DAが壊れてしまったみたいなので、代替はどうすればよいか」という相談を受けました。流石にこのAnを持って行かれるとわし自身も困るので、どうしようかと思案していたところ、物置の隅に追いやられていたEPSONのPC-486NAV2があることを思いだし、そちらも起動してみました。こちらは特に怪しげな現象等は発生せず、現役時代同様に起動しましたが、問題は先ほどメディア変換を行ったFDのDOSのバージョンが3.30C。「確か、EPSONチェックに引っかかるバージョンだったような」などと懐かしい記憶を甦らせさせつつ試行したところ、まさにその記憶通りの状態に。と言う訳で、dispellでチェック回避を行って、起動できるようにしました。
それにしても、今となっては何もかもが懐かしかったです。実は、同様の環境がT98Next上にあって、そちらで大抵のことは出来てしまうのですが、やはり実機を触るとまた印象も違うというか。コマンドさえ覚えていればDOS環境もそれほど悪くないですし、スピード感に至っては、Windows等のGUIとはまた違うものがあり、これも捨てがたいなあ、と。ただ、一方で「9821An本体ってこんなに大きかったのか」、「意外とファンの音が大きいなあ」などと言うことにも気づかされたりしましたけれども。

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