先の日曜日に納車された新型アクアで、ドライブがてら家内の実家がある栃木市まで往復してきました。距離にしておよそ130kmの行程となりました。
感想ですが、本当に「いい。」車です。私がこれまで乗ってきたどのコンパクトカーより運転していて疲れが来ないですし、NVH的にも不満らしい不満が思い当たりません。これまで、こういった比較的廉価なコンパクトカーでは、その走りにおいてなんらかの我慢を強いられる印象があったのですが、少なくとも新型アクアではそれを感じるシーンはありませんでした。
あと、ドライブトレインそのものの音は、納車直後より薄々感じていたのですが少なくとも街乗りの範囲では私のクラウンより静かですね。本音を言えば、コンパクトカーに騒音部分で劣る高級セダンってどうなのか?という気はしないでもないのですが(汗)。
それから、ADASも進歩していました。例えば停止からの加速時に設定速度までグワっとアクセルを開けるような挙動は無くなりましたし、LTA使用時もきちんとステアリングを握っているのに「ステアリングを操作してください」と警告されることもほぼ無くなりました。こういったところは新しい分だけ着実に良くなっていると実感しました。
では、車としてはこれで満足か、と問われると…。
帰宅後に比較のため、クラウンも軽く運転してみましたが、内装の質感の差とかシートの出来の違いはさておくとしても、やはり運転していて楽しいと感じるのはクラウンの方ですね。ステアリングから伝わるロードインフォメーションや、舵としての正確性には随分差があるな、と感じました。特にロードインフォメーションについては、恐らく意図的にそういう味付けにしているものと思いますが、アクアはとても希薄でなんとなく「運転をさせられている感」があり、それ故、運転していても「楽しい!」とはあまり感じられませんでした。こういうところに価格なり、あるいはキャラクターに差があるのかなあ、と思いました。
まあ、私にとってはどちらも良い車です。引き続き大切に乗っていきます。
— Post Script —
翌朝、燃費計を確認してみたら、特に意識して走行したつもりはないというのに35.2km/Lなどという驚異的な値を示していました。今時のハイブリッドカーは凄いなあ、と感心しました。