朝からa-haの「You Have What It Takes」を聴きました。実はa-haが今も活動していたことを知らなかったのですが、久々に聴いたMorten Harketさんの声は若かった頃にさらに増して優しい雰囲気で、一日の始まりにはちょうど合っているかも、と思いました。
こういう、優しい雰囲気を醸せるミドルになりたいな。今はまだ自身に余裕がないからなのか、若い頃と同じかそれ以上に尖鋭的だったり攻撃的なままですが、何がきっかけにそうなれるのかな?また、どうすればそうなれるのかな?などということをぼんやり考えさせられた朝でした。
昨夜、21年前に書いてすぐ消してしまったエントリーを本ブログに復活させました。どのエントリーかのポインターは敢えて示しませんが、多分今の自分の姿につながる重要な決意表明と思わしき内容となっていました。今、自分が仕事に心血を注げるようになった理由がそれを読んで分かったような気がしました。
知る人ぞ知るですが、私は社会人三年目までは非常に厳しい労働環境にあって、それゆえ同じITの分野だったとはいえプログラマーから社内SEへ転向し、それを足がかりに業務系などへ知見の範囲を広げて最終的には企画とラインマネジメントにも携わるようになったわけですが、その三年目までの環境について、そこを脱出してから一年余りの頃は自らを「その場所での敗者」と感じていて、それゆえ新たな環境では自らが望む姿になってみせる!という気持ちだったようです。しかしその一方で、場合によってはもう一度その場所でやり直してもいいかも、とも考えていたようで、「敗者となったこと」が相当に悔しかったんだろうな、とも感じました。…と、他人事のような書き方になってしまってますが、もはや20年以上前の感情など鮮明に覚えているはずもなく、実質的には他人事のようなものですね。
そして、それらかつての私の気持ちが、最近の私ではない誰かの言動と微妙に重なるな、とも。
私自身のかつての境遇を考えれば、理解できたはずのことも理解できなくなっていたのは自らの傲慢さと、やはりそれだけの歳月を経てしまったがゆえ、なのでしょうね。私はまだまだなんだなあ、と考えさせられました。