初めてのバスツアー

去る12月17日に母の誘いで両親と次男と私の四人で、鎌倉・江ノ島へバスツアーに行ってきました。バスの出発時刻が東京駅8時20分と相当に早く、朝そこへ向かうだけでも大変でしたが、色々初めての経験もあったりで新鮮でした。鎌倉そのものはこのおよそ一年の間に3回目と、昨年11月に訪れたときには、それ以後こんなに連発になるとは全く思いもよりませんでしたが…(汗)。

帰路では東京タワーのイルミネーションが綺麗でした。

実を言うとこのバスツアーの前日に、職場で大変不愉快な思いをしたばかりだったので、この旅は正直いい気分転換になったような、そうでもないような、と言う複雑な心境下での行程となりました。


もともと、そのような兆候があったような気もするけれど、以前はあまりに気にならなかったのか、それとも分かっていながらもそれに目を瞑って、却って自分自身が消耗してしまったのか。いずれにしても、今の私の姿は不可避だったんだな、と思いました。そして、今が相当に恵まれているのだな、と言うことをも思い知ることに。

私は自分が大した人物ではないとの自覚はありますが、しかし誠実さだけは絶対に忘れないようにしてきたつもりです。技術者として、社会人として、そして一人の人間として。それなのに…。

かつて仲間だった者とはいえ今般の仕事上の失敗を、自らだけの保身のために偽りを吐き、私だけならともかく私の今の仲間まで貶しめる行為をしたことを、私は絶対に許すことはできません。それがよりによって、かつて大失敗を犯して危機的状況になったのを私が職位を賭してまで懸命に守り、そして私自らに許されるリソースの大半を費やして育ててきた者の成れの果てだとするならば、これほど哀しいことはありません。

慇懃無礼。
私がそうであるように、その者もまた同じ。それ自体は最初から分かっていたことで、しかしその根底にある「人より優位でありたい」という想いが仕事の能力や成果に繋がるならば、それが最大の武器になることを私自身の経験でよく知っていたから、むしろ期待していたが故にこれまで目をかけてきました。
しかし、誠実さを伴わない後ろ向きなそれは仕事に悪影響しか齎さず、言葉を選ばずに言えばただの愚か者の所業でしかありません。

もういいでしょう。
私はこれまでのことを忘れたいと思います。二度と振り返りません。かつて過ちだったと思っていたことは、やり方は適切ではなかったにせよ、結果としては恐らく正解だった。自分にとって、そして今の私を支えてくれている仲間たちにとっても。

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