Surface Laptop Studio

私が在籍している企業は3月が決算期ですので、今月に入って年度が改まりまして、それに伴い作業も新たな年次計画の元に推進していくことになります。

この辺りはおそらく人によって意見が分かれるところとは思いますが、私は自らの知見や力量を効率よく高めるには、何らかの技術系の書籍や情報機器を私財を投じて所有して読み倒す・いじり倒すのが早道、と信じて疑わない(もちろんそれだけでは足らないのですが、要素の一つとして、と捉えていただければと)たちでして、実際、かつては自宅にWindows 2000 ServerのActive Directory環境を自宅に構築し、いろいろ試したうえで業務環境でのインフラ構想の源泉としたこともあります。そうして得た知見というものは、自らの強い関心と意思をもって得たものですから、時間が経っても比較的役に立つことが多いと感じています。

さて冒頭で述べました通り、新しい年度が始まりましたので様々な作業計画を立てる必要があるわけですが、そのうちの幾つかをより精緻なものとするために、最新のPC事情、具体的にはWindows 11やタブレットPCについての動向を知りたいと思い、Microsoft Surfaceについて情報収集をしました。

PCであってもスマホやタブレット同様にいつでもどこでもインターネットにつなげられるハードウェアが使いやすいだろう、と思い、当初は公衆携帯電話通信網が使えるSurface Pro 9 with 5Gあたりを入手しようかと考えていたのですが、調べてみるとWindows 11上であればARM系CPUでもx86系アプリ/64系アプリが動作するようになったものの、サードパーティ機器のドライバ類がほぼ全滅など未だ技術的制約が厳しく、特に職場においてはプリンタが使えなくなるのは現時点では致命的で到底実用には堪えないと判断し、どうしようかなあ、と考えながらふらっと立ち寄った家電量販店でSurface Laptop Studioが期間限定で値引きされていることを知り、つい衝動買いをしてしまいました。どうせ買うなら少しでも良いものを、と思いCore i7のdGPU搭載モデルにしました。

さて、購入して帰宅するなりすぐ開封し、普段使いができるよう環境を構築したのですが、結果的にMacとほぼ遜色のない利用環境が構築できてしまいました。それだけ、アプリケーションやサービスのクロスプラットフォーム化が進んだ、ともいえるかもしれません。また、OSやハードウェアの雰囲気・質感もMacと比べて劣ると感じる部分はほぼなく、正直これまでLook&Feelの心地よさゆえに20年近くApple製品に拘って常用してきた私的には「あれっ?Windows機もこんなに使いやすかったっけ?」と思うほどでした。特にディスプレイはリフレッシュレートが120Hzと高いこともあって、これまで使用してきたどのラップトップPCよりも綺麗と感じました。動作速度もこれまで使っていたWindows機が9年前に購入したVAIO Duo 13でしたので比較にならないほど速く、快適です。

なお、Windows 11のファーストインプレッションは、予想以上にWindows 10より改良されているように感じました。いくつか気になる点がないわけではないですが、これに慣れてしまうとWindows 10が古臭く、また、分かりにくく感じるようになってしまいました。macOSでいえば2世代前のバージョンに触れているような感覚、という例えは言い過ぎでしょうか。

とにかく気に入りました。当初は調査目的でしたが、これまでの私の常用機だったMacBook Airの立ち位置を奪ってしまうかも…。今後も色々試してみたいと思います。

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