Author Archives: まさひろ

偉そうなことを言ってみる

基礎があって初めて応用がある

今朝、モノ作りの意識が薄れつつある現状という記事を目にし、「ああ、似たような話はどこにでもあるんだな」と思いました。
あまり詳細は書けませんが、私が聴いた話では、国の研究機関ですら似たような状況にあるそうで、「研究の準備過程は外注委託が多く、研究の際に過程から発生する個体差なのか、それとも有意差なのかの判断が出来ない研究者が少なくない」とのことで、その原因の一つとして、「成果、即ち論文の数で評価がされる風潮があり、腰の据わった研究が出来ない」と言ったことを挙げられていました。
まあ、上述は(実のところ)私の父から聴いた話なので、正しいかどうかはともかくとして、実際、私自身も職場にてそう感じるところは少なくありません。
私とて、スキルはたいしたことが無いレベルですが、その私から見ても意外なほど論理的なことを理解せず、表面だけで物事を評価、判断する人が少なくなく、結果として「きちんと理解していれば防げた」問題点を作っている例が多々見受けられます。
彼らは「外注はプロであり、我々が敵うはずが無い」、「外注に任せておけば安心だ」という意識が根強く、私が横槍を入れると「そのぐらい外注も考えている」などとつき返されたものです。でも、実際には(外注が)そこまで考えていた例は稀です(実際には考えていた可能性も無いわけでないのですが、外注もビジネスである以上、顧客である我々から積極的に要件を言わない限り、金にならない仕事を出来るだけ増やしたくないという部分もあるのだと思います。)。
もちろん、「外注に我々が敵うはずが無い」という見解は、一つの視点では必ずしも間違っているわけではないのですが、一方で、我々も「プロ」である以上、別の視点で「外注では到底敵わない」何かを持っていなければならないですし、もしそれが無いのであれば、我々の存在意義すら失われてしまいます。
多角的視点を持つことは、ビジネスを円滑かつ効果的に進める上で重要なことですが、これを養うためには、その基盤となっている「基礎知識」を如何に正しく理解し、それを応用に活かせるかどうかが鍵になると私は考えています。
…などと偉そうに書いては見たものの、私自身が実践できているか、と言うと非常に微妙で、極めて狭隘な視点でしか物事を捉えられていないと言うのが実情ですが(^^;。

あう

今後の予定

9月以降、現在の業務の大半を引き継いだ上で、打ち合わせか検討のみの日々になります。
9月初旬には勤務地が変わります。
10月初旬にも勤務地が変わります。ついでに、通勤経路も変わります。
てなわけで、なんだか余裕がありません。
なお、10月以降はこれまで乗りたくても乗れなかったTXでの通勤になる予定。これ自体はとても楽しみだったりします(^^;。

あう

夏が終わってしまう

この日記をろくに更新もしないまま、今月も今日限りでおしまいですね。
それまでの間、話題が何もなかったと言うわけではないですし、特別忙しかったわけでもなかったのですが、もはや日記を書くという「習慣」がなくなってしまったので、「書きたくて書きたくていられない」という衝動にかられたとき以外は、どうしても放置状態になっている、というのが正直なところです。
ちなみに、この夏一番印象深かった出来事は、今月18日にあった中学生時代の同窓会(同期会)かな。詳細を書こうにもどうもまとまらないので、結論だけ書くと、ここのところ、つい慢心しがちだったわしに強烈な「喝」を入れてくれました。まだまだ小物だね、わし。

夏真っ盛り

自分でも少しあきれているのですが

先日購入したEsuleでカセットテープが聴きたいと思い、つい、TC-KA7ESをヤフオクで購入してしまいました。これで、今の家にはTC-KA7ES前期(ちなみに、前期と後期では見た目上、「パットプレッシャーリダクションの色」と「リモコン」が異なります。機能上は全く同一ですが。)一台、同機後期(父の所有物)一台、TC-KA5ES後期一台と、計3台ほぼ同一のカセットデッキが揃ったことになります(苦笑)。
いやまあ、似たような機体をまたも購入するのはさすがにわしも少し躊躇しました。実際、当初はT-D7とかの購入を考えていましたから。でも、実機をヨドアキバで見たら、あまりのチープさに購入意欲が削がれてしまったのでした。アナログソースをディジタルで補正すること自体は、そんなに抵抗はないですし、着眼点も決して悪くないと思います。実際、VHSビデオデッキでは映像処理プロセスをディジタル処理とすることで、驚異的な高画質化と製造原価の削減を両立していましたし。しかし、カセットテープとビデオデッキとで大きく異なる点として、テープパスに「同期」という考え方がカセットテープに無いこと。ビデオの場合、CTLトラックがテープ端に記録されていて、この信号を元に同期を取っていれば、多少アナログレベルでのワウフラ特性が悪くても、ディジタル回路で同期を取り直すことで安定した絵を取り出すことができます(あまりに同期がとれていないと、当然ドロップしてしまいますけれど。)が、カセットの場合はそのようなものは無いので、ワウフラはディジタル処理を行っても音に影響が出ます。従って、カセットテープの場合、ワウフラ特性を向上させるにはどうしてもメカ部分への物量投入が必要となりますが、T-D7はシングルキャプスタンでメカは他機種の使い回しと思われること(本当にそうかどうかは不明ですが、デュアルキャプスタンデッキで言うところのサプライ側キャプスタンが取り付くであろう位置に穴が切ってあったりしたので、そのように推測しました。)、そして実際にワウフラ値も0.05%(WRMS)…。この値、驚くべきことにわしの父が29年前に初めて購入したAIWAのカセットデッキと同一なのですが。
勿論、音はワウフラ値ですべて決まるわけではありませんが、一事が万事、ディジタルNRによる少音量時の弊害などもあるとの話もありますし、何より内部でディジタル処理を行っているにも関わらず、外部DACが使えないのも個人的にはいまいちな感じがしたので、その他にまともな機械で、しかも現時点でサポートに問題が少ないのは今回購入したKA7ES位しか思いつかなかったのでした。
音ですが、さすがにKA5ESよりは高域が澄み切っていて、いい音なのですが、どうも父のKA7ESよりは劣る模様。経年変化も少なくないでしょうし、個体差もあるのでしょうけれど、もし後者による差が大きいとすれば当たり機体と外れ機体では全く評価が異なってくる可能性も…。
それ以外は安定しており、結構良い状態のものを手に入れられたようです。ただ、どういう訳かKA5ESをメインに組み込んだままで、KA7ESをEsuleにつないで使用しているという、一般的に考えれば逆の使い方をしてますけれど(^^;。

夏真っ盛り

またもや

3日、風邪をひいてダウン。今の職場に移ってから初めての早退という醜態をさらす羽目になってしまいました。熱は大したことなかったのですが、腹を下した上、寒気と倦怠感、そして手足のしびれが酷く、帰りの電車の待ち時間が異様に長く感じられるほどでした。
帰宅後、近所の内科へ11年ぶり(!)に行き、薬を処方してもらい飲んだところ、一夜でほとんど回復。やはり市販の薬よりよく効きますなあ、などと感心したりしました(^^;。

夏真っ盛り

阿久悠さんご逝去

1日に報じられてから日が経ってしまいましたが、驚きとともに、残念としか言いようがありません。
わしは昭和50年代の邦楽をよく聴いたり、カラオケで歌ったりするのですが「お、これは歌いやすくいい歌詞だ」と思った歌には必ずと言っていいほど氏の名前がクレジットされていたことや、父から生まれて初めて聴いた作詞家の名前も氏であったことを思い出します(小学3年生くらいの頃だったと記憶します)。
ご冥福をお祈りいたします。

何かが動き始めた

異動?

今は某メーカ傘下の情報システム会社でシステム開発やら運用やらをやっているわしですが、今日、上司より「(グループ会社内の)商社にて、企画・設計をやる仕事に携わって欲しい」とのお話がありました。これって異動かな?と思いましたが、籍は今の会社のままだし、出向、と言うわけでもないらしい(とはいえ、仕事の内容はほぼ100%そちらの仕事になるそうです。)ので、なんだか不思議な社員として存在する状態になる模様です。
でも、これって一応名誉なことだよね。グループ会社内でも現状のシステム会社よりはるか上位に位置する会社(今の会社のクライアントとなるわけで、現状の上司と言えど、そこからの立場では「下請け」ということになります。)でもあるし…。それに、そこで実績を上げられれば更なる可能性も期待できるわけで、全てはわしの頑張りように掛かってくるわけです。
一方、転籍前の会社に入社以来、あっちゃこっちゃ行ったりきたりで落ち着かない印象も無きにしも非ず。上述の期待の半面、不安なことも山積みです。まあ、年齢的にもここで踏ん張るか踏ん張らないかで、後の人生が決まってしまうように思いますので、必要以上に背伸びをせず、しかし、伸ばせるところは伸ばせるべく…というスタンスで頑張りますかね。

台風一過

家内の実家へ

今日は家内の実家が送り盆であるとのことで、家族3人で訪問してきました。
まだ、風邪が治りきってなかったり、昨日の件があったりでいまいち頭が冴えていませんでしたが、それでも、往路に運転中見た空はとても眩しく、一日一日が美しく、厳しくもある自然とともに過ぎていくことを実感したりしました。
もっとも、家内の実家で「新潟 震度6強」のニュースを見て、そんなほんわかした気分は一瞬で吹き飛びましたが。

さよなら。

お別れパーティという名の告別式

昨日の日記に書いたIさんのお別れ会に参列(出席?)してきました。一晩経っても未だ現状が認知できないほど動揺したまま会場に入り、目の前にある遺影や思い出の品の数々は明らかに自分の知るIさんのそれであっても、なお現実味に乏しい、と感じていました。しかし、会終了直前にお父上(Iさんのお父上は私にとっても剣道教室での恩師でもあります。小学生時代のI先生はとても厳しく、大きく見えたのですが…この日のIさんのお父上は非常に淋しげで、小さい姿に映りました。それがまたとても物悲しくて…。)からのご挨拶の中で、逝去される際の状況を聴き、急にそれが現実に迫ってきたとき、思わず片手にハンカチを握り、それを目頭に当てていました。
「ああ、本当にあの時の仲間が逝ってしまったんだ…。」と、その時初めて理解できたのでしょう。
Iさんとわしの関係は、客観的に見て実は大したことはなく、剣道教室での先輩と後輩に過ぎなかったのですが、それでも、不甲斐ない部長であったわしに見かねたのか、色々と提案したり助言してきたIさんの視線は常に真っ直ぐで、そのひたむきさはとても印象的だったし、1年半前にF先生よりIさんの現状を聴いたとき、それは当時一緒にがんばった仲間としてとても誇らしく、また、そのバイタリティあふれる姿に敬意を抱いていました。そして、将来自分の息子がこの剣道教室にお世話になった暁には、何らかの形で再会できるのでは、と期待していた部分もあります。
それなのに…。
正直なところ、日々の生活をなげうってしまいたくなるほど、意気消沈しています。自分の中の一つの導が消えてしまったとすら感じています。Iさんの好きな言葉に「過去は振り返らない」というものがあったそうですが、わしはそこまで強くなれそうにないな、と故人には申し訳なく思いながらも、この気持ちを抑えることが出来ず、ここに残すことにしました。何れ、今日の出来事が正視できるようになるくらい、強くなれるその日を信じて。

突然の訃報

嵐が近づいている

のと、風邪をひいてしまったこともあって、このせっかくの3連休の初日は出ずっぱり。
でまあ、普段の週末同様、家族と過ごしていたところに高校時代の同級生で、その昔剣道教室で一緒に稽古をした仲であったO氏より「おひさしぶり」メールを戴きました。そして、私の近況とともに、一昨年12月にあった剣道教室の集まりの件について書き添えたところ、驚愕の返信が。
「そのIさんが亡くなった。明日、お別れ会をされるとのことだ。」
あまりの突然の訃報に一瞬言葉を失うほどでした。
最近はお逢いすることもありませんでした(8年前、たまたま自宅近くのコンビニエンスで声を掛けられたのが最後)が、あれだけ誰にも人当たりが良く、快活、明朗で、しかも立派な方だっただけに、もはやなんとコメントして良いのか見当すらつきません。ただただご冥福をお祈りするばかりです。合掌。