Category Archives: 旧ブログ記事

曇天

Esule、その後

先日、KSeries Esuleを購入しましたが、なぜこれを購入したのかといいますと、理由は次のとおりです。

  1. 前々から気になっていた製品であった(2007/03/12の日記参照のこと)
  2. 今の家に引越して以来、寝室とリビングが遠くなり、また、寝かしつけたあとで寝室を去ると、その気配を察知してか子供が泣くことが少なくなく、平日夜は寝室で過ごす時間が非常に多くなったのですが、一方で満足に音楽を聴ける道具が寝室にはなく、フラストレーションがたまっていた(ちなみに、メインシステムについては、平日はもっぱら家内が家事をする際に使っているそうです)
  3. ボーナスの額が諸般の事情により莫大(人事制度改定に伴う移行措置によるもので、会社の業績やわし自身の評価云々とは関係ありません(^^;。ちなみに冬のボーナスはその煽りで激減します。)であり、そのままにしておくとつい車などを衝動買いしかねない状態であったので、まとまった額を使うことにより、そう言った物欲を抑え込む必要があったw
  4. 先日の日記に書いたとおり、営業に乗せられた

3.はなんだか本末転倒っぽい理由ですが、今回の件に限っていうなら、要因の比重としては無視できないレベルであったのも事実です。昨日、E-408のメータ照明故障の件を書きましたが、もし、今日時点でまだ1円も使用していない状態であったとしたら、「修理など面倒だ。いっそのことA-45とC-2410に買い換えよう」などと言いかねません(^^;。(現実の今日時点でも言えなくもないのですが、さすがにそれは人の道を外れかねないので自粛。)

で、Esule。1週間程度聴き込んでみて、色々と不満が出てきました。機器が悪い、というより、当方の使いこなしが拙いのですが、次のような感じです

  1. バランスが中高域に寄っている、というより低音が「無い」
  2. 素直な音だが、演出が全くなく、聴いていて面白みを感じない
  3. 音場感が希薄で、場の空気を感じない

1.は明らかに設置場所が悪いのでしょう。購入当日の仮設置の段階ではあまり感じませんでした。2.はケーブルやインシュレータなどで今後改善していかねばならない部分、3.は1.と2.に付随してある程度のところまでは追い込めるのかなあ、と言ったところです。…というか、この手の小型システムのほうがセッティング等により音が大きく変わりますね。大型システムは出鱈目においてもある程度鳴ってしまいますが、小型の場合、それだとあからさまにとんでもない音になるな、と感じました。あ、それからVH7PCとの比較ですが、もちろん直接比較をしたわけではないので記憶での比較(と言っても、つい2週間前に妹のそれを聴いたので、そんなに古い記憶ではないです。)ですと、VH7PCはやはりドンシャリで、一般受けはむしろそちらの方が良いように思いますが、音の繊細さ、S/N(静寂を表現できるかどうか)などに於いて全く一線を画しています。VH7PCは大音量(60以上)にすると普通に耳障りでしたが、Esuleは-30dB程度まで全く問題ないです。むしろもっと音量を上げたくなるくらい。ただ、それ以上音量を上げてもスケール感が伴わないのがある意味不思議ですが。

とりあえず、手始めにスピーカケーブルとインシュレータについてこの週末に色々試したいと思っています。さて、どう化けるかな…?

…しくしく

Esuleに浮気していたら

E-408の出力メータの右側照明が点灯しなくなってしまいました。メータとしては機能しているし、音も特に問題なさそうなのですが、見た目が余りにもよろしくないので、修理に出すことにしました。
それにしても、チト凹みますなあ。修理費用が出てしまうことは勿論のこと、何より、修理に出す手間が…、特にケーブルの抜き差しが辛い(;_;)。

すごくご無沙汰しています

月も既に半分を過ぎ

関東も入梅した割には余り雨が降らない日々が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか。私は何とか生きています(^^;。
さて、先刻夏の棒茄子が出たのですが、今回(前年度下期)は評価が満足できる内容だったこともあり、自分へのご褒美を買っても良い、と家内からの許可を取り付け、思い切ってKSeries Esuleを寝室用として購入してしまいました。これだけの金額を使うのは久しぶりです。
本音を言うと、元々は試聴をするだけのつもりで、某量販店に行ったのですが、そこには偶々KENWOOD社の営業さんが居り、色々とマニアックな話をしているうちに乗せられてしまった、と言ったところなのですがね…(^^;。ただ、話自体は本当に面白く、また、色々考えさせられる内容でしたので、それだけでも十分価値がありました。「弊社はもうバラコンを完全に止めてしまった」との発言があったり、ケンウッドと社名を変更してから20年以上経った今でさえ、かつての社名である「トリオ」というブランドを(少なくともその営業さんは)強く意識し、誇りにすら思っているのでは、という印象を受けました。本機の上位モデル(限定生産)であったK-TR60に「トリオ」を冠したのも、こう言った思いを抱く方が社内に多く居たと仮定すれば、なんとなく納得できてしまう様にも思えてきます。
さて、自宅でそれなりにセッティングをし、この週末に聞き込んだのですが、印象で評価すると「凄く見栄えのする盆栽」と言った感じですかね。営業の方も言っておられましたが、決してパワフルな音ではないし、スケール感もない。しかし、高域の繊細さはフルサイズコンポに十分迫りうるほどで、そのアンバランス感が聴いていてなんとも不思議な感じでした。聞き込むと、高域が若干強調されている様な気もしますが、決して下位機種のそれらと違って耳障りではないし、むしろ清涼感すらあります。…この音の方向性、どこかで聴いたような気が…と少しデジャブに陥ったのですが、そういえば同社のチューナ、KT-V990に似てますね。きっと、KENWOODが本来求めていた方向性って、こういう音だったのかもしれません。一方、今まで私が使用したことのあるKA-7010やDP-7010、DMF-7020はこの方向とは違い、もっと穏やかな音調でしたけれど…、もしかしたらその時期がKENWOODにとって一種のターニングポイントだったのではなかろうか、などと勝手に妄想したりしてます。
まだエージングも終わっていないので、まだ本領発揮という感じではありませんが、色々使いこなしをしつつ、何か面白い状況になりましたら、またレポしたいと思います。

ドラテクを嘲笑される

インターコネクトケーブルを交換する

市内のI電気店が改装に伴い閉店するとのことでセールをやっていたので、掘り出し物がないかどうか見てきた(ちなみに見てきたのは昨日の午前中、家内の実家に行く途中でのことでしたが(^^;。)のですが、機器類については大方売れてしまっていて、唯一掘り出しものだったのは、Audio TechnicaのAT-RA5000が?9,980だったくらいでした。というわけでそれをさくっと購入(他にもAT-SA2000などが通常価格の20%引きだったのですが、定価と購入価格を考えれば、AT-RA5000の方が遙かにお得…というより、AT-SA2000の方が高額という、不思議な状態になっていました。なんだか価格設定おかしくないか…?(^^;)。
自宅帰宅後、E-408とDP-67間にこれまで使用していたSAECのSL-1903から、今回購入したAT-RA5000に交換してみましたが、クオリティはこちらの方が明らかに上ですね。ただ、音調が明らかに違っていて、SL-1903は派手というか、きらびやかなサウンドで、高域に幾らか強調感を伴う反面、何を聴いても爽快感あふれるサウンドになるのに対し、RA5000は一聴すると「高域が丸まったのでは」と思うほど、マイルドで安定感のある音。交換後、色々試聴したところ、おそらくこちら(RA5000)の方がナチュラルな音なんだろうな、という結論に至ったのですが、一方、これまではSL-1903の「強調感のある高域」を抑えるべく、セッティングを行っていたのを、今度はRA5000向けに調整する必要がありそうです。ひー、こりゃまた大変だぞ…。
なお、取り外したSL-1903はE-408とDMF-7020との間に使用することにしたのですが、今度はDMF-7020がもの凄い派手なサウンドに(^^;。ただ、DP-67で使用していたときとは異なり「高域がきつい」という感じではなく、楽しめる音といった印象でした。

ドラテクを嘲笑される

PORSCHE BOXSTER試乗

つくば国際展示場にてメルセデスとPORSCHEの試乗会があるというので、冷やかし半分、後学のための経験という気持ち半分でBOXSTERに試乗してきました。

正直、わしごときヘボドライバーが試乗記を書くのは恐れ多く、「お前はPORSCHEの素晴らしさなど微塵も理解していないじゃないか」とお叱りを受けてしまうかもしれませんが、素人目には次のように映りました。

  • とにかく、全ての物やフィーリングに理由や哲学があり、しばらく走り続けるとその意味を解すことができるという奥深さ。ステアリング・各ペダル等は最初「重いな」と思いましたが、それ自体もコントロール性という視点から見れば全てベストとも言うべき素晴らしいセッティング。とにかく妥協らしきものはどこからも感じられません。
  • 背後から聞こえるエンジンノイズは、普通に街乗りしている分には「ちょっと音量が大きいかなあ」と思いましたが、回してみればどの回転域でも音量がフラットで、回せば回すほど心地よいサウンドが聞こえてきます。しかも決して煩くない。これに比べると先日試乗したZ33は高回転域だと煩いだけであまり気持ちよくなかった印象があります。
  • 乗り心地。決して柔らかいセッティングではありませんが、不快な微振動などは一切感じず、ただただドライバーに必要なもののみを伝えてくれます。コーナでは特に大きなロールもなく、車の挙動も大変安定していました。わし的には、その際の横Gの出方が凄く自然だったのが印象的でした。
  • 加速。今回試乗したのは2.7リッターの方でしたので、直線での加速性能に限ってはZ33の方が良かったです。ただ、ドライバーの安心感はBOXSTERの方が上でした。
  • 内装については非の打ち所などありようもなく。メータは国産のような自光式ではありませんが、本当に見やすく、しかも格好良かったです。というか、国産のそれはデザインがイマイチなのを隠すために、派手に光らせて誤魔化しているのでは、とすら思った次第。

…とまあ、なんだか褒めまくりですが、Z33のように変にとがって無く、普通乗りしてもそれほどそれほどストレスを感じないほどの乗り易さなのに、ドライバーの腕次第では素晴らしいパフォーマンスを発揮する、という点において、驚きを隠せませんでした。というかですね、わしのドラテクでは、よもや車の方に嘲笑われているんじゃないか?という気すらしましたよ。それくらい懐が深い。

で、当然こんな高価な車、逆立ちしても買えませんが、もし買えたとして選ぶかどうか…というと、少なくとも現時点ではNoかなあ。理由は前述の通り、車の善し悪し以前にわしのドラテクではとても使い切れないだろうな、と。Z33を随分貶してしまいましたが、しかし、わしにはZ33の方があっているような気がしますね。BOXSTERに比べれば、変に煩くて、操作系は頼りなく、メータもただ光るだけで見やすくもなければかっこよくもなく、乗り心地も普通に乗る分にはただ固いだけの印象しかないですが、それでもまだ、わしにはそのガキっぽいセッティングのほうが好みみたいです。

BOXSTERは、将来金ができて、しかもそれだけの金を車に掛けても問題のない状況になり、かつ、わしのドラテクがBOXSTERに見合うほどの物になったら、また検討しましょうかね。車自体は本当に素晴らしかったですし。

家内の実家へ

DUALIS試乗

24日に発売になったDUALIS(20G-FF)の試乗をしてきました。以下、個人的な感想をつらつらと。

  1. エンジン音は非常に静か。回転域によってはうちのV35より静かかも。また、加速もNA2リッタであることを考慮すれば全く十分。一方、ロードノイズは小さくない。
  2. 乗り心地は、重厚感が無く、つねに落ち着かない感じ。アクセルON、コーナー、ブレーキングの全ての操作で前後左右のいずれかが沈み込んでしまう。重心が高く、車重が軽いせい?
  3. 普通に運転している分には、乗り心地以外の部分で重心の高さを感じず、V35(セダン)と比較して特に違和感はない。フロントの視界も比較的良好。ただし、リヤの視界は予想通り狭い。
  4. インパネは欧州車によく見られるチープなものだが、無理に高級感を出そうとしているわけでもなく、むしろ開き直ったかのようにチープ一辺倒なので違和感はなく「これはこれでいいんじゃないか」という変な説得力があった。
  5. 後席は広くこそ無いが、まあまあ、使えないこともない広さ。ルーフウインドウは後席であれば恩恵を受けるが、前席は殆ど関係ないかも。
  6. その他、運転していて、アクセル操作の度に内装に足を引っかけてしまっていた(アクセル付近のレイアウトに余裕がない?)

と言うわけで、わし的には「もちろん悪くないが、凄いと思った部分もない」と言ったところですかね。乗り心地に限っては、うちのV35も捨てたモンじゃないな、と素直に思ってしまったくらいですし。

晴天

ドライブ

「こんな陽気なのに、いつもと同じことだけしていてももったいない」と思い、家族とともに有明までドライブをしにいきました。道中、渋滞箇所が全く無かったのと、車の調子が良いので、高速クルージングが大変気持ちよかったです。
帰りは費用節約と都内の街並みを家族に見せようと思い、三郷ICまで下道を使ったのですが、浅草付近で人ごみと交通規制を行っている場所があったので「?」と思ったのですが、よくよく考えてみると、今日は三社祭だったのね…。最近、都内のイベントには疎いなあ、わし。

いつもの日産ディーラへ

K11リコール対策施工

…というのは実は建前で、実際にはVQ35HRを積んだマイナー後のZ33の試乗をしたいなー、などと思い立ったので、ついでに標記の件をお願いした、というのが本音なのですが。と言うわけで、毎度おなじみのディーラへ。
ショールームには、来月発売予定のDUALISが展示してあったのですが、外観、室内ともに写真等で見た印象より遙かに良く、あまりSUVに興味のないわしですら「まあ、これだったら乗っても悪くないかな。あまり高額ではないし、かといって子供っぽくもないし」と思いました。とりあえずカタログをGet。
で、Z33。そもそも「妻子ある身で何考えてるんだ」と言われてしまいそうですが、ここのところV35の調子がかつてないほど良く、「これはこれで良いかも」と思い始めてきたので、「V35→V36、ではなくて、V35を残しつつもう一台買い増すとしたら…?」という風にも考えるようになり、とすると、V35とV36の組み合わせではあまりにもつまらないと思い、その候補の一つとして、Z33を意識し始めたのでした。そして、いつも行っているディーラにはたまたま(?)そのZ33の試乗車があり、せっかくだから乗ってみよう…と思いついたのが今回の件の発端となります。
さて、シートに腰掛けてみると着座位置が想像以上に低く、フロントウインドウ以外の窓が全て小さいため、フロント以外の部分の視界はあまりよろしくない。思い出してみれば180SXも似たような感じだった筈なのですが、久々にこういうボディの車に乗り「ああ、タイトなコクピットと言うのはこういう感じだったんだな」等と思いました。そして、同時に「車体感覚つかみにくそうだな…」などとと危惧したりもしたのですが、いざ走り出してみると、その意に反して車体感覚を掴むのは非常に容易で、試乗のつもりがついつい楽しんでしまいました。V36の350GTより運転しやすいし、俊敏ですね。V36も速いんだけれど、いかにも「重いボディを強力なエンジンで振り回している」という感じだったのに対し、Z33はそういう力んだ感じがなく、ごく当たり前に速い。コーナでもまるで今までずっと乗りこなしていた愛車だったかのように、意のままに曲がれるという印象でした。この車、想像よりずっとしっくりくるぞ…、もしかして、わしにはV36よりZ33の方が合っているのでは、とすら思ってしまった次第。
なお、ディーラに戻ってみると、隣の席でZ33 Version NISMOの商談をしているお客さんが居たりと、Z33への意識が妙に高まった一日でした。でもなー、買うとなると絶対周りから猛反発食らうだろうなー。実際、今回の試乗に同行しなかった家内にこの話をしたら、思いっきりイヤな顔されたし(^^;。

悲しみのアベニュー

先日、突然イースがやりたくなり、色々と調べていたところ、「フェルガナの誓い」の初回版にはYsIIIの音楽CDが特典としてついてくる、との情報を得たので、ヤフオクで未使用品を購入。ゲーム自体も素晴らしいですが、わしの主目的は先述の特典に含まれている「パーフェクトコレクション」の2枚目の2曲目である『悲しみのアベニュー』だったりしたのでした(^^;。
この曲を最初に聴いたのは11年くらい前で、確かD氏の所有品であったこのCDを借りて聞いていたところ、当時のわしの琴線に触れてしまい、返すまでの間、繰り返し聴き続けた覚えがあります。勿論、当時のシステムであっても音質はそれほど良いと思いませんでしたし、また、ヴォーカルの音量が抑え目過ぎて、ところどころ歌詞が聞き取りにくかった記憶もあるのですが、今日のわしのシステムではどう聴こえるのかということに興味があったのと、あと、曲自体のフレーズは覚えていても、雰囲気などは結構忘れてしまっていたので、いつか改めて聴きたいなあ、などとは時々思っていたのでした。
で、今日ブツが届いたので、早速当該の曲を聴いたのですが、音質については「記憶どおり良くない。というか、以前のシステムで聞いたときより粗が目立つような…。ただ、以前気づかなかった部分としては、逆位相の音がたくさん含まれていたことで、これにより包まれる感じの音場感を表現しようとしたのかもしれない」、曲そのものについては「ただひたすらに根暗な印象。陰鬱な感じで抑揚がない。」という感想でした。今のわしもどちらかというと短調な曲を好むのですが、それにしてもこれはチト暗すぎですね。当時のわしはここまで暗い曲が好きだったのかー。

ドラマめぞん一刻

昨日の新聞のテレビ番組欄にて、四谷さんのキャスティングがかなり良さそうだったので、録画しておいたのを今朝見ました。全体的な内容の感想は…まあ、そんなに悪くないかな、という印象。原作のような過激なものを期待してしまうと物足りないですが、実写にすればあの程度に落ち着かざるをえないのかな、と。個人的には続編が見たいです。