手に入れたもの、そして失ったもの
帰りの常磐線の車中で、東武線に揺られて栃木市を訪れる夢を見ました。古い家々の並ぶ町並み、巴波川とそれに沿って並び立つ柳の木…、かつては容易に訪れることができ、そしてそれが当たり前だった風景も、今となっては少しだけ遠い場所になったことに今さらながらに気づき、やはり少しだけ寂しい気分になりました。
新しい環境は、それ自体はとても素晴らしく、自宅や周囲の環境、会社の雰囲気など、全く申し分なく、それ故、宇都宮にいた頃のことなど殆ど思い出すことはなかったのですが、今となっては「ある意味、楽しく、そしてある意味苦渋の日々」が遠い思い出のように感じるようになり、そして、今となってはそれは既に「失われた日々」になっていたのでした…!そう思うと、不思議というかなんというか…。