衝突

NS-1 Classic再試聴

音の修行僧にて「鳴沢の従兄弟(^^;」のシステムとして紹介している機器ですが、実は従兄弟の実家にて10年ほど放置されたままになっていて、このたび、従兄弟の両親である叔父と叔母より「捨てるべきなのか、何とか活用すべきなのかの判断を下してほしい」とお願いされたので、機器の状況確認並びに音だしなどを行いました。
1994年当時から調子が微妙に悪かったDCD-3500RGはもはやトレーすら開かないような状況になっていましたが、その他の機器は一部接点のストレッチやクリーニングなどを行うことにより、完動しました。
その後、試聴と相成りましたが、CDプレーヤが壊れているため、ソースはわしが持参したiPodを繋いで聴くことに。で、12年ぶりに試聴して分かったことは「NS-1 Classicはもの凄くソースを選ぶ」と言うことでした。たとえば、楽器の独奏曲や声楽、四重奏などと言った小編成の曲、そしてジャズボーカルなどは「ここまで出るのか」と思わせしめるほどの素晴らしい音質だった一方、洋楽&邦楽ポップスなどは正直「つまらない音」に成りはてました。ははあ、かつて「駄目な音」と一刀両断した理由は、今思えば当時わしが聴いていた曲は非常に偏っていて、しかも、それらはNS-1 Classicにはあまりに不適当なものばかりだったのでは無かろうか、と思いました。実際、相性の良いソースで聴く限り、うちのメインシステムと比べても「ああ、これならずっと聴いていたいな」と思えるほどの音を奏でていました。
叔父や叔母も、これら放置されて埃まみれになっていた機器からこれほどの音が出るものだとは想像していなかったらしく、相当気に入った様子。不動のDCD-3500RGも修理に出すことになり(と言うか、実際電気屋に持って行った)、完全復活が待ち遠しい限りです。
それにしても、まさか12年後に評価がここまで覆ることになろうとは。当時のわしは青かったんだなぁ。(今もまだまだ、ですけれども)

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