幾つか前のエントリーで購入したと書いたものの一つである、主に家族が使う用の乗用車、新型アクアが本日納車されました。 8月8日に契約しましたので、納車までおよそ二ヶ月といったところでしょうか。私にとっては通算6台目の自動車となります。
本日納車された新型アクア
そして、これによりかつては「私の自動車選びに於いて選択肢は2つしかない。それは即ち日産車か、それ以外か、だ。」とまで周囲に吹いていたほど敬虔(?)な日産党だった私が、ついに自らのカーライフに於いて日産車と別れを告げたこととなります。
当初、買い替えの候補は日産ノートe-POWERが最も有力で、実際に昨年末に試乗してその静粛性と走りの質感の高さに「これはもうこれまでのコンパクトカーの枠を超えている!」と感心したものの、価格までもがその枠を超えてしまっていて、うーん、となっていたところに更に追い討ちを掛けたのが「値引きゼロ」と、これまで乗っていたE12ノートの「下取りゼロ査定」。特に後者はこれまで長年私の家の車の面倒を見て頂いていた某ディーラ店により出された評価なだけに、少なからず複雑な気持ちになりました。メーカ及び某ディーラ店の台所事情が厳しいことは理解するのですが、幾らなんでも修復歴もなければ目立つような傷もない車がゼロ査定かあ…、というのは少々納得し難いものがあったというのが偽らざる本音でもあります。
そうして自動車の買い替えの結論を先送りしていたところ新型アクアが発売されたというので、クラウンでお世話になっているトヨタ系ディーラで試乗をし、試しに見積もりを出してもらったら、値引きはもちろんのこと、下取り額も想像より遥かに良くて「おお、これは!」と思い、そのまま契約となったのでした。もうこれで日産党という看板を下すことになりますが、先述の通り「馴染みの客であっても容赦ない」某ディーラ店の姿勢を見てしまったこともあって、もはや何ら躊躇する気持ちすらなくなっていました。
さて納車されたアクア、今日一日で60kmくらい走ってみましたが、とにかく走りが静かで滑らかです。しかも見た目によらず加速が力強い。気付いたら結構なスピードが出ていて驚かされるほど。あと、バイポーラ型ニッケル水素バッテリーのおかげでしょうか、モーター走行時の加速感がよく、エンジンが回り始めてもその切り替えがスムーズなため「あれ?いつエンジン掛かったの?」と思うほど自然なのも良いです。搭載されているエンジンはこれまで乗っていたE12ノートと同じ3気筒のものとはいえ、少なくとも街乗り領域で普通に走る分には全くネガな部分を感じませんでした。
今時の自動車、コンパクトカーって凄いなあ、と改めて感心しました。永く、大切に乗りたいと思います。